歯科診療を終えて新宿御苑へ(続き)
【昨日のブログの振り返り】
1 昨日は、歯科診療の後、行き先をさんざん迷った。
2 結局は、新宿御苑に行った。
3 選定理由は、温室が建て直されてから一度も行っていなかったから。
4 御苑内は、台風24号の被害の後片付けがかなり進んでいた。
5 芝地には、家族連れなどがお弁当を広げ、談笑していた。
6 温室内は洋蘭が少しは咲いているかと思ったが、あまりなかった。
7 キツネノマゴ科とガガイモ科の熱帯植物に興味を引かれた。
後から思い返すと、マダガスカルジャスミンは、園芸店で見かけたことがあります。「ジャスミン」という表示で売られていたような気がします。ですから、一昨日までの私だったら、
「ええ、これ、ジャスミンですよ。他のジャスミンとは見かけがだいぶ違うけれど、ジャスミンの仲間なんです。知りませんでしたか? へぇ、そうですか。」
と言いかねませんでした。実際にはそのように申し上げたことは一度もありませんが、それは、そういう機会がなかっただけのこと。
マダガスカルジャスミンは、ジャスミンと名乗っているけれど、ジャスミンの仲間ではなかったんですね。紛らわしい!
オリヅルランやヤブラン、マツバランなどがランでもないのに「蘭」と称してそっくり返っている(?)のと同じだったんだぁ。
《 ちょとっ違うような、合っているような。 》
ジャスミンの葉がしなやかで、まるでプリマドンナのようであるのに対し、マダガスカルちゃんのそれは力士のよう・・・それもアンコ型の力士。花も、ジャスミンはどことなく華奢で可憐、マダガスカルちゃんは押し出しが強くて、ともかく丈夫そう。
ぜんぜん違うではないですか。
花の形と色がちょっと似ていて、香りも優れているので、「ジャスミン」という名で売り出した方が売れるから、という戦略かな?
それにしても、私の大好きな野草、ガガイモの仲間とは驚きです。
下に、ガガイモとマダガスカルガガイモとの比較写真を載せておきますが、一見するところでは、似ていませんね。実際には、様々、形態的特徴が似ているのでしょうが。
正直で融通の利かない園芸屋さんがいて、「マダガスカルガガイモ」として売り出したとしたらどうでしょうか?
やっぱり売れないだろうなぁ。
《 上の写真は、ガガイモの花。この花も、かなり薫ります。 》
《 こちらは、昨日もご紹介したマダガスカルジャスミンの花と実 》
《 そして、こちらがガガイモの実。 》
マダガスカルジャスミンの所で時間を使ってしまったので、さあ、洋蘭がいっぱいあるところに行こうと思って前に進んだところ、そこは、何と、もう出口。
「他の館への連絡通路があるのでは?」
出口近くに設置されているトイレの後ろ側まで探索するも、秘密の通路は見つからず。
新宿御苑の温室は、図体が大きいように見えて、あまり展示が多くないですね。
トイレの前には、食虫植物が展示されていました。
場所がちょっと可愛そう。