地元のシニアの集まりで
折鶴にはトラウマが・・・
地元のシニアの集まりに出かけてきました。
誕生月の方へのお祝いで始まり、ハーモニカ演奏があって、その後、予定になかった折り紙タイムとなりました。
私は、恥ずかしい話ですが、これまでの人生の中で折鶴を一人では一度も折れたことのない「ぶきっちょ」です。
今でも就学前に小学校に行く機会があると思いますが、もう何十年も前のことになりますが、私も就学前の子の一人として、母と一緒に小学校へと出かけていきました。
面談で私の順番が来たとき、
「なんでも良いので、折り紙を折ってください。」
と、小学校の先生がニコニコしながら言われました。同行した母は、「自慢の息子」がすいすいと折鶴でも折るのかと思いきや、当の本人は、もじもじ、うじうじ。一向に折り紙に取りかかりません。
慌てた母が、傍らから、
「幼稚園で習ったものがいっぱいあるでしょ?」
と言うけれど、私の頭の中は空っぽ。確かに幼稚園で何種類もの折り紙を折って、それを家に持ち帰り、父や母に褒められたりはしました。
けれど、実際のところは、幼稚園の先生が、私の不器用さを見るに見かねて手助けをしてくれた結果の作品ばかりなので、隣に幼稚園の先生がいなければ、折ることができない子だったのです、こやんぴは。無理、無理。
ということで、再び、もじもじ、うじうじ。
見かねた先生(うちのお寺の住職さんでした。母は余計恥ずかしかったことでしょう。)が、
「なんでも良いんだよ。できる物を折ってごらんなさい。」
とニコニコしながらアドバイス。
やおら、私の手は動き出しました。
すすいのすい。
おお、天才! あっという間に完成。
数回折ればすぐにできる紙飛行機。
先生は、心の中で、「なんだ、紙飛行機かよ。」
とお思いになったかもしれませんが、優しく微笑んで、
「はい、結構です。」
と仰いました。
それで面談は終了。
あまりに情けない「さっきまで自慢の息子」に、さぞや母はがっかりしたことでしょう。
ああ、しかし、親の心子しらず。
私は、自分の折った紙飛行機を学校の廊下で飛ばして、きゃっきゃきゃっきゃとはしゃいでいましたとさ。めでたし、めでたし。
生後67歳にして、折鶴一人折りに初挑戦
そんな私が、ついに、折鶴一人折りに挑戦することになってしまいました。
折り紙を提案したのが、なんと私の妻。会の最後に行う群読の指導者として来ていたのですが、
「時間が余るようなので、折り紙でもしましょうか?」
とのご託宣。
えっ、千代紙を用意してきたの? 知らなかったなぁ。
紙飛行機かな? それとも紙風船?
ええええっ! 折鶴??? できるかなぁ。
妻の指導のもとに、折り始め。折り方は紙風船と途中まで同じなので、そこまでは私の十八番。隣のジイジ仲間にまでアドバイスするこやんぴ。
ところが、その後がいけません。私の頭では信じられない折り方。参加した皆さんは、次々とクリアして、見ればもう完成している人もちらほら。
焦るこやんぴ。
途中まで教えていた隣のジイジも、
「こやんぴ、何やってるの?」
形勢逆転です。
仕方なく、妻講師にSOS。
参加者中、一番最後にやっと折りあがりました、人生最初の折鶴。
忘れないように2羽折って、隣のジイジの作品2羽と合わせて記念撮影。
群読で大盛り上がり
上の写真にちょっと写っていますが、妻が指導者の群読は、定番の北原白秋作『お祭り』。
もう何回か行っていますが、当日の参加者のうち半分ほどは、今日が初めて。自分のパートを忘れてしまったり、テンポが速くなりすぎたり遅くなりすぎたり。なかなか合いませんでしたが、大きな声を出すのって気持ちがいいものですね。
皆さん、だんだん乗ってきて、テンポも何とか合ってきました。
太鼓も入って、ボルテージはますます上がります。
わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょ~い。
ドドドドド~ン。
気持ちもすっきり。とても良い集まりでした。
センダン、その後
ちょうど1週間前に蕾を確認したセンダン(上の写真)のその後の状況を、会合の帰りがけに見てきました。あいにくカメラを持参しておりませんでしたので、スマホで最新状況を撮ってきました。
前回は、蕾もまだ緑色がちでしたが、今日確認したところ、紫の色が濃くなっています。蕾どうしが固まりあっていた先週に比べ花柄がぐんぐんと伸びてきたので、開花準備ほぼ完了といったところですね。
明日咲かないと、明後日から高松行きなので、ご報告は帰ってきてからということになりそうです。なんとか明日咲いてくれないかなぁ。