「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

名前のとおり錦織りなすオオニシキソウ

 オオニシキソウトウダイグサ科トウダイグサ属)は、その名に恥じず、みごとな草紅葉となります。

 元を質せばアメリカ大陸の出身ですが、日本の秋にすっかりなじんでいます。

 

 下の写真は、真夏の花盛りの頃の状況。

 花は、トウダイグサ類に特徴的な「杯状花序」を形成しています。何と説明をしたらよいのやら、そう困惑してしまうしかない実に複雑な形態をしています。なにせ、花弁がないのですから・・・。

 

「ええっ! 何言ってるの? 花びら、あるじゃん!」

と思われるかもしれませんが、前にも書いたとおり、これは「付属体」というものらしい。紛らわしいこと限りなしです。

 

 雄花、雌花は、ほぼ雄しべ、雌しべだけに退化しているので、

「これって、花なの?」

 説明されても、訳が分かりません。

 

 雌花の方が先に出現し、他の花の雄花から花粉を受け取って子房が膨らみ果実となります。

 雄花は雌花が子房を膨らませ始めた段階で顔を出すのです。自家受粉を避ける工夫なのですね。神秘的。

 f:id:koro111koyampi:20191117173139j:plain

 

 下の写真は、昨日撮影したオオニシキソウ。緑色だった葉や茎が、ややくすんではいるものの紅色(錦)に変化しています。

 

f:id:koro111koyampi:20191117175525j:plain