「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

コアシナガバチの増築作業

 コアシナガバチの働き蜂たちは、芋虫などの餌を狩るだけが仕事ではありません。自分たちの巣の増築作業も大切。

 

 卵は、浅い巣に産み付けられますが、幼虫は何度も脱皮し少しずつ成長していきます。

 幼虫の成長に合わせ、巣を長くしていく必要があるのです。

 昨日も、働き蜂たちは、巣の増築作業に大忙し。

 子育てをしながらですから大変です。

 

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 卵が産み付けられたばかりの先端部の増築作業をする働き蜂。

 増築作業をしている隣りの巣に、多分、卵と思われるご飯粒のようなものが見えています。最初の頃の巣は、こんなに浅いのですね。

 

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 巣の下の部分。

 蓋をされた巣は、蛹世代のもの。幕が薄いものがありますが、これはこの後補強されていきます。

 右から二番目の働き蜂は、カメラ目線。ちょっと警戒をしているようです。

 

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 カップを被っていない大きな巣は、すでに成虫となって抜け出した後のもの。

 

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 大きくなった幼虫のために巣の増築作業をしています。

 巣に縞々が見えますが、これで、段階的に増築していることが分かりますね。

 

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 みんなで増築作業に勤しんでいます。

 

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 巣が層状になっているのがよく分かると思います。

 長くなった巣の幼虫は、もうすぐ蛹になります。食欲も旺盛で、ツバメの子どものように餌を催促するために顔を出すものも(働き蜂のやや右上)。