仏滅だけれど聖バレンタインデー
日本は何でもありですね。神社、仏閣、キリスト教会、エトセトラ、エトセトラ。
最近は、ハロウィンで大騒ぎ、恵方巻で大量廃棄。
まだメジャーではないけれど、サンクスギビング後のブラックフライデーまで「商戦」に加わって・・・。
「ブラックフライデーだけ導入して、サンクスギビングは置き去りなの?」
「サンクスギビングが気の毒なんじゃないの?」
とは思いますが、日本では、あまり七面鳥を食べませんからね。きっと、七面倒くさいのでしょう。
聖人バレンタインが今の日本に現れたとしたら、チョコレート業界がほくほくしているのをみて、さぞや驚くに違いありません。
私の妻も、毎年、お世話になっている人たちに、チョコレートを送っています。今年も例にもれず。
私もいただきました。他の方に大箱(???)を送った関係上、3個入りの小箱ではありましたが、少数精鋭、大変おいしくいただきました。
妻がチョコレートを購入したのは、地元川越のデパート「丸広」の特設売り場。
チョコレートを一箱購入すると、屋上にある観覧車に乗れる無料券が1枚付いてくるようで、妻は4枚ゲットしておりました。
でも、それを使えるのは今日まで。
病院を出たのが午後4時過ぎでしたし、
「無料券も無駄になったか。」
と思っていたら、なんと、病院に同行してくれた妻が無料券を握りしめております。
午後5時池袋発の急行に乗って、川越に着いたのが午後5時半。
丸広まで早足で歩いて、屋上へ。
昔は、多くのデパートの屋上に、子どもたち向けの遊戯施設が設けられていて、観覧車も定番でしたが、次々と姿を消し・・・
今や珍しい「デパート屋上観覧車」が、川越には健在なのでした。
さすが、蔵の町川越。クラシック。
《 「わんぱくホィール」とある通り、基本的にお子様用です。 》
陽はとうに沈み、暗くなった屋上には、それでも若いカップルがちらほら。
皆、観覧車の無料券を握りしめています。
60代のカップルは、我々だけ。
あっという間に頂上に到達する小さな観覧車。窓が金網なので、寒風が入ってきます。そのためでしょうか、ブランケットが準備されています。
遠くに、微かな残照の中、奥多摩から奥武蔵へと続く山なみが濃紫のシルエットとなって眼に飛び込んできます。金網越しですし、デパートの屋上看板がでかでかと写るので、絶景とまでは言えませんでしたが、童心に帰って楽しいひととき。
(いつも童心ですけれどね。)
1周したところで、
「もう1周する?」
ということになり、乗ったまま、係の人にもう一枚の無料券をお渡しし、なんと2周してしまいました。もの好き~。
無料券は、あと2枚残っていたのですが、さすがに寒いのでパス。
ゲームセンターにいた家族連れの方にプレゼントして、ミニ観覧車を後にし、中華料理に舌鼓。
速い話が、こやんぴ家も、「なんでもあり」なのでした。