ほんのちょっとだけ「良いこと」をしたような
昨日は、2週間に一度の外来診察の日。
朝5時台に起き、ばたばとと支度して6時13分の列車に乗り込みました。
寝不足を補うために、列車に乗っている間は仮眠していれば良いものを、一昨日買った文庫本が面白く、結局、ずっと起きていました。
病院に着いたのが7時20分頃。順番札を取って8時の受付開始を待ちます。
8時少し前に、自動受付機の前に並びます。
ここで、私の列から三つほど離れた列で、二人のおじさんが並び方を巡って口論を始めました。激昂して、ついに手まで出すみっともなさ。周りの人たちで「止めなさいよ。」の大合唱を浴びながらもヒートアップするおっさん二人。
警備員の方がとんできて、二人を引き離すも、お互いに罵詈雑言。結局、あの二人、せっかく番号札を取ったにもかかわらず、受付が後回しになってしまったものと思われます。何してるんだか。
診察の結果は、まずまず良好。
何だかんだで会計終了が午後3時過ぎ。ほんと、病院通いは一日仕事です。
帰りの地下鉄丸ノ内線、気持ちよく居眠りしている人がぽつり、ぽつり。
列車が終点の池袋に滑り込んでも、熟睡して起きない小学生の肩を叩き、起こしてあげました。
さあ降りようとしたら、初老の紳士も熟睡中。
「お客さん、終点ですよ。」
こやんぴ、乗務員さんか駅員さんのよう。
若い頃、飲み会の後、電車の中で寝過ごしている私を、
「お兄ちゃん、終点だよ。」
と起こしてくれた多くの人への何十年後の恩返しにもならない罪滅ぼし。
自宅最寄りの駅で降りようとしたら、先に降りようとした高齢の女性の足がもつれ、ホームに転んでしまいました。連れの、やはり高齢の女性は大きな荷物を持ったまま、この事態に大慌て。二人とも転んでしまいそうだったので、私が荷物を持ちつつ、その女性をホームに降ろし、その上で、転んでいた女性を引き起こしました。
その間、周りには多くの乗降客がいましたが、皆さん、呆然と見守るのみ。駅員さんも、改札口の窓から首を伸ばしているだけ。
なんて書くと、私だけが気の効くお利口さんみたいですが、たまたま、すぐ近くにいただけのこと。
それでも、朝の受付時のおっさん二人の「手出し」とはまったく違う意味で、すぐに手が出たのは良かったな、そう思います。
《 明後日から房総に一泊旅行に行ってきます。》