懐かしの六日町ユースホステル
昨日から六日町でのんびりとしています。
前回宿泊したとき、お松の池の近くに「六日町ユースホステル」の看板がありました。若い頃、スキーに来たYHです。けれど、雪の季節と雪のない季節では景色が違いすぎます。周辺の光景は、初めて見るのと同じ。
お松の池からは少し距離があるのかと思い、前回は訪問しませんでした。
昨日も、前回同様、宿に到着早々、お松の池周辺散歩に向かいました。
宿の窓からは、今回も八海山がくっきり。
お松の池は、ジュンサイが池のほとんどを埋め尽くしていました。ものすごい繁殖力です。
スイレンも咲いていました。かんかん照りの下では、花弁に明るい部分と影の部分が生じ、あまり美しく撮ることができません。
おおおおっ! クモキリソウ?
ジガバチソウとも言えそうですが、縦の葉脈が目立つことから、多分クモキリソウ。
もう少しで開花だったのに、残念。
公道を挟んでお松の池の反対側には、花菖蒲園がありました。花の時期は、手入れに来ていた方のお話では、「7月になってから」とのことでした。
でも、少し咲いています。
私の「うん? でも、咲いてますよ。」という表情に敏感に気づいたその方は、
「間違えて咲いている花もあるけどね。あっはっは。」
なるほど。すばらしい返しわざ。
ミゾカクシ。私の地元でも、もう少し後ならばたくさん咲きますが、この時期に見かけたのは初めて。花も大きくてきれい。
花の形がサワギキョウに似ていると思っていたのですが、それもどおり、キキョウ科でした。
ナワシロイチゴを撮影していると・・・
セイヨウミツバチが、蜜と花粉を集めにやってきました。
働き者ですね。花から花へと大忙しです。
花菖蒲園の上に、りっぱな体育館が。
バレーボール・アカデミーと書いてありますが、薄くユースホステルの文字が見えます。昔は、六日町ユースホステルの体育館だったようです。ということは、近くにユースホステルがあるはず。
ああ、ありました。記憶どおりの三角屋根。
でも、様子が変。人気(ひとけ)が無いし、何となく裏寂れた雰囲気が漂っています。
よく見ると、裏側の建物の一部が壊れています。なんのことはない、お松の池の景観を壊していた建物は、廃業した旅館ではなく、昔懐かしいユースホステルのものだったのです。ショック。
玄関から中を覗くと、色々なものが散乱していて、元利用者としては悲しい限り。玄関の張り紙で10年前に閉鎖されたことが分かりました。
管理者は、JYHのままらしい。協会も資金難かもしれないけれど、10年間ほったらかしはよろしくないなぁ。
スキーを楽しむホステラーで満員だったのに・・
時代は変わってしまったんですね。