「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

埼玉も梅雨に入りました

 梅雨入り・・・

「え~っ、長雨の季節~っ?! がっかり。」

 アナベルさんは、がっくりと首を落としています。

 

 まあまあ、そう気を落とさないで。

 梅雨の晴れ間だってあるんだからさ。

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 それに引き換え、紫陽花さんたちは、真花を一斉に開いて、梅雨を心待ちにしていました。願いが通じたのでしょうね。

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 晴れていた昨日は、カマキリ坊やが現れ出て・・・

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 こちらを向き、私をしっかと見つめているではありませんか。

「なに、無断で撮ってんだよ。」

と言いたげ。小さいのに態度はでかい。

 

 無視して近づいてみると・・・

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 あぁ、食事中だったんだ。それで不機嫌だったんですね。

 アリさんが捕まってしまったようです。ライオンなどの肉食動物と草食動物たちが、アフリカの大草原で繰り広げている「生きるための戦い」が、こんな身近なところでも。

 

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 クスノキは、樟脳が採れるくらいですから、「虫はつかない」と思いきや、アオスジアゲハの幼虫は、クスノキの葉が大好物。

 クスノキの大木周辺を、アオスジアゲハが飛び交っている姿をよく見かけますが、それは、クスノキが、彼ら、彼女たちの子どもたちの揺りかごだから。

 

 アオスジアゲハにとっては不幸なことに、そして、クスノキにとっては幸いなことに、この子たちのすべてが蝶々になることはできません。アシナガバチのような狩猟蜂に肉団子にされてしまうこともありますし、鳥の餌食になることも。

 

 さらに、寄生蜂や寄生バエが、この子たちの体に自分たちの卵を産み付けることも稀ではありません。そうなると大変です。アオスジアゲハの体内で孵化した「狩人」の幼虫は、誰にも邪魔されることなく、アオスジアゲハの幼虫を、その内側から食べてしまうのです。恐ろしや。

 

 脱皮して蝶になった蛹の抜け殻を見つけると、

「よかったねぇ。」

 そう思います。

 

 クスノキと同じ色をしているのですから、木の陰に蛹を作ればよいものを、時々、牛乳の宅配ボックスとか、白い壁とか、目立つところで蛹になる変わり者もいます。

 私の自転車のクランクで蛹になった豪の者までいます。

 自転車を乗り回していても蝶への変身に支障はなかったようで、みごと蝶になり飛び立っていきました。すごいでしょ?

 

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 シャラが満開となっています。

 以前にも記しましたが、シャラの花は、蕾の期間は実に長いのに、たった1日で散ってしまいます。方丈記の冒頭の名文を思い出します。

 

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 ネジバナが咲き始めました。

 花の色も多彩ですが、ねじる方向もまちまちです。

 一番上と一番下の写真のネジバナは左巻きですが、真ん中のそれは右巻きです。

 ネジバナのくせに、ねじれない「へそ曲がり」もいたりします。

 

 今年は、純白の個体に出会いたいものです。