彩雲(さいうん)、瑞兆? 吉兆?
お昼は地元に愛される中華料理店で
今日は、綿雲がぽっかりと浮かび、しかも、のんびりと西から東へと流れていく穏やかな日でした。
今月末で店を閉める行きつけの中華料理店さんでお昼。閉店を聞きつけた友人家族と店でばったり遭遇したのにはびっくり。
赤ちゃんの頃から知っている友人の娘さんが、長女、長男そして次女三人のお母さんになっていました。
近所の土手で、両足の中に小さかったその娘さんをはさんで土手滑りをしたのは、ついこの間のような気がするのに・・・
前に会ったときは、女の子一人のお母さんだったのに・・・
こやんぴが「じいじ」になるわけです。
車を降りたら、「き、きれい!」
帰宅し、車から降りて、たまたま空を見上げると、雲が微かに輝いています。彩雲の出現です。
彩雲は、太陽の近くの薄い雲や千切れ雲に生じることが多いのです。雲の中の氷の粒に太陽光線が当たり、分光して光の帯になるんですね。
千切れ雲なればこその輝き。
天女が舞っているかのよう。美しいその姿。
その昔、彩雲が現れると、人々は、
「吉兆にやあらむ。凶事(まがごと)去りて善きこと数多(あまた)起こるべし。」
と言ったとか言わなかったとか、多分言わなかったと思います(オイオイ)。
現代風に表現すると、
「やったね!」
「いいね!」
といった感じで、見た人は、かなりハイテンションになったようです。したがって、瑞雲(ずいうん)とも呼ばれています。「瑞兆の雲」、つまり、良いことが起こる兆候を示す雲、ということですね。
珍しくはないけれど・・・
同じように虹色に輝く「環天頂アーク」や「環水平アーク」、「幻日」などに比べると、彩雲は、割と頻繁に見られる天文現象なので「珍しい」という訳ではありません。
したがって、彩雲が出現したからといって、そんなに次々と良いことばかりは起こらない・・・
「なあんだ、つまんないの。」
いえいえ、つまらないことはありません。雲が少し動くだけで鮮やかさが増したり、輝く場所が変わったり・・・
虹の七色が濃くなったり薄くなったり・・・
眺めていると、やはり、幸せな気分になれるのです。
観察される際のご注意
太陽の近くで見られる現象なので、太陽を直視しないようにしてください。目を痛める危険性がありますので要注意です。