ナヨクサフジの白花に出会う
ナヨクサフジという名前から、クサフジの中で特になよなよしている植物のような気がします。月からやってきた絶世の美女である「なよたけのかぐや姫」をすらイメージしてしまいます。
綺麗ですよ、確かに。大群落を形成するのでより鮮やか。
園芸植物ではないかと思ってしまうほどの「美形」です。
ところがどうして、見かけによらず繁殖力が強いのです。当地の河川敷は、数年前からナヨタケフジの陣地があちらこちらに形成されるようになりました。
どうやら、他の植物の生育を邪魔する物質を分泌するらしく、どんどん生育場所を拡大しています。少なくとも、マメ科の植物の中では最大の勢力に躍進したと言えるでしょう。
マメ科ソラマメ属なので、カラスノエンドウやスズメノエンドウと同属です。
同属たちを絶滅に追い込んだり、他の植物の陣地をどんどん奪うのはやめてほしいところ。
昨日の散歩で白花を見かけました。昨日に撮影した白花の写真の写りが良くないので今日撮り直しに出かけたら、昨日撮影した花は一日にして盛りを過ぎていました。
すぐそばに、おそらく同じ株のものと思われる白花が何とかみられる状態で残っていたのでカメラに収めてきました。