稲田でダンスを踊りだしたアオサギ
田植えが行われている水田に、餌を求めてアオサギが舞い降りてきました。
水が張られた田の中には、カエルやアメリカザリガニなどがいるのでしょう。
アオサギは、体色こそ違うものの、顔形がダイサギやチュウサギに実によく似ています。
それもそのはず、これらは同じ分類(サギ科アオサギ属)に属する仲間たち。
一方、ダイサギ、チュウサギと並んで「白鷺」と呼ばれるコサギは、シラサギ属。「シラサギ」という属名はあっても、「シラサギ」という種は存在しません。
属の異なるコサギの顔は優しげですが、アオサギ属の鷺さんたちは精悍な顔つきをしています。
もっとも、そう思うのは人間だけであって、カエルさんやザリガニさんたちにとっては、どちらも鬼のように怖い相手なのでしょうね。
長い首をくねくねさせてダンスを踊っているような仕草をしていたのでカメラに収めました。
後で写真をよく見てみると、目が真剣そのもの。
優雅に舞っているのかと思っていたのですが、もしかすると、獲物をじっと追っていたのかもしれません。