ホトケノザの閉鎖花(訂正)
ホトケノザは、ロバのように愛らしい形の花(開放花)が咲くことでよく知られています。
ところが、ホトケノザには、この開放花の他に、開花することなく自家受粉を遂げ種をつくる「閉鎖花」があります。
私は、数日前に、すぐ下の写真に写っている赤い玉のようなものを「閉鎖花だ」と記してしまいましたが、それは間違いでした。
これは開放花の蕾。
実際の閉鎖花は、開放花の蕾よりずっと小さなものでした。
下の写真をご覧ください。葉の陰に隠れている先っぽがぽつんと赤い物体こそ「閉鎖花」なのでした。
開放花ですらほぼ一年中咲かせるホトケノザですが、さすがに寒すぎるので開放花がまず咲かない真冬でも閉鎖花は健在でなのだそうです。開放花と閉鎖花の連携により、一年中、仲間を増やす努力を欠かさないとは、なんという生命力なのでしょうか。