茶席の花 卜半椿
妻が茶道のお師匠さんからいただいてきた「卜半椿」。
実は、数年前に、
「卜半椿です。」
と言われて頂戴した椿の幼木が当家にはあるのですが・・・
「珍しい椿だから、丁寧に育ててね。」
妻から託され大切に育てた甲斐があり、数年後に見事に花が咲きました。やったね!
でも、ごくごく普通の椿の花にしか見えない私は、妻に、
「なんか花が普通っぽいけれど、お茶の世界では、これを卜半って言ってありがたがるんだ。変わってるねぇ。」
と尋ねたところ、
「あらやだ、先生、間違えた苗をくれたんだ。」
というわけで私は、卜半の花とは今回が初対面。
最初の印象は、
「和菓子みたいだな。」
茶道の奥深い侘びの境地にはほど遠い「食いしん坊万歳」の私は、詫びるしかありません。お詫びの極致です。