野の花も春の競争を始めています
今日は雨模様。
今週は寒めで始まりましたが、我が家の庭にもばかりではなく、野の花たちも早いお目覚め。
ホトケノザは、春に「紫色の絨毯」を形成するので、「春の花」と言って間違いはないでしょう。
でも、凍えるような寒さの中でも、ぐったりするような炎暑の中でも、ポツンポツンとであれば一年中咲いています。寒さにも暑さにも強い頑張り者。
したがって、今時は、ポツンと一軒家状態のはずなのに、ご覧のとおり。
いかに丈夫なホトケノザといえでも、この後、猛烈な寒波が来たら、そんなに背を伸ばして大丈夫なのかな、そう心配になります。
近い仲間のヒメオドリコソウも、毛に覆われた越冬葉のまま立ち上がって、ホトケノザに似ているけれど控えめな花を着けています。
ホトケノザの、そしてヒメオドリコソウの後に控えたオオイヌノフグリも、青い星のような花たちを煌めかせています。
カラスノエンドウは、まだ花を咲かせていないけれど、背を伸ばし始めています。
オオイヌノフグにとっては、太陽の光を奪われかねない大ピンチ。
幸いなことに、まだ、カラスノエンドウが絡み付いて背を伸ばしていく背高草が見当たらないので、激しい「太陽光争奪合戦」にはならないでしょうが。
平和そうに見えても、植物たちにとっては厳しい生存競争の序盤戦が早くもスタートしているのですね。