「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

陸に上がった河童ならぬヒドリガモ

 朝散歩の際、川越水上公園の収景池の周辺を巡るのですが、最近、ヒドリガモが池の中から這い出て芝地の草を啄んでいる姿をよく見かけます。

 

 ヒドリガモのオスは、かなりおしゃれ。

 そもそも、「ヒドリ」は「緋鳥」。頭の部分が赤茶色だからです。体も様々な色の羽毛で飾り立てています。

 しかも、オスは、他のカモのように「があがあ」と鳴きません。ピィーっと洒落た口笛を吹くのです。

 

(メスは、体色が地味で、他のカモとの判別が難しいですね。しかも、「があがあ」と鳴くのです。)

 

 普段は、水中の草を食べますが、この時期はそれが不足するのでしょうか、陸に上がり芝地の草を元気に啄んでいます。河童は陸に上がるとへたり込んでしまうそうですが、ヒドリガモは元気、元気。

 

 初冬に渡って来た頃は、人が近づくと、

「こりゃあ、いかん!」

と、群れを成して池に逃げてしまったものですが、最近は、人間がすぐそばにいてもまったく平気。

 

「人間とかいう生き物は、朝、池の周りを訳もなくぐるぐる回るだけで、俺たちに害を及ぼすことはなさそうだ。」

と思ったのでしょうか? 我々は、訳もなくぐるぐる回っているわけではないのですがね。

 

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