久しぶりの青空の下で
今週のお題「秋の空気」
今週のお題でブログを書くのは初めて。初心者マークです。
ブログ自体も「ほぼ初心者」ですけれどね。
久しぶりの晴天の朝を迎えました。秋の前半は、暑かったり、悪天候が続いたりで、まったく秋っぽくなかったですね。今年あきっぽかったのは、子供の頃からず~っとその状態の私だけだったかも。飽きっぽいんですよね、私。
横道にどんどん逸れていきそうなので、元の道に帰りまして・・・
雲一つない青空の下、今朝の散歩で、そこかしこに「秋の空気」を感じてきました。
ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)
ノブドウの実が様々な色に変化して、宝石箱をひっくり返したかのよう。本当に美しい。これで食べられたら文句なしなのですが・・・。実の表面の斑点も魅力的です。
フユノハナワラビ(ハナヤスリ科ハナワラビ属)
フユノハナワラビのすっくと立ち上がった胞子葉。
無数の粒々が見えますが、これは胞子嚢です。最初、緑色だった粒々が成熟して黄色みを帯びてきました。もうすぐ胞子が飛び出していくことでしょう。
「ハナワラビ」の前に「冬の」が付いているのは緑のまま越冬するためで、次の世代に命を繋ぐ胞子は秋の内から飛ばし始めます。ですから、これも、見つけてほしい「小さい秋」の一つ。
台風19号の洪水から当地を守り抜いてくれた入間川堤防。堤防上にはサイクリング道路があり、ジョギングやお散歩、サイクリングで利用する方がたくさん。何といっても、富士山に向かってまっすぐに伸びているように見えるところが地元っ子の自慢。
昨日、「初冠雪」という秋らしい報道がありましたが、当地は雨が上がっても曇ったまま。富士山は姿を現しませんでした。したがって、途中まで雪を被った富士山の雄姿を眺めることができたのは、今日が初めて。
富士山の山体の中央やや右寄りの大きな窪みは、「吉田大沢」です。
クサギ(シソ科クサギ属)
堤防上のサイクリングロードから眺めると、赤い花が咲き誇っているように見えますが、堤外地に生育するこの木の「赤」の正体は、実(み)。正確に言うと、赤く見えるのは萼(がく)であって、実は、紺色で、萼の中心にちょこんと座っています。
近づいて観察したいところですが、台風19号の増水により、この木の周りは泥だらけ。今日のところは近づくのを遠慮しました。
ヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
ヒガンバナは、他の背の高い草が枯れている冬の時期に、霜にも負けない頑丈な葉で太陽光線を独り占め。炭酸同化作用によって造り出された栄養を、せっせせっせと球根に蓄えます。隙間戦略の一つでしょうか? なかなか賢い選択ですね。
同じヒガンバナの仲間のうち、当地で一番最初に花を咲かせるのはナツズイセン。続いてキツネノカミソリが咲き、ヒガンバナは「大取り」を務めます。ところが、面白いことに、葉の出る順番はまったくの逆。最初に葉が出るのは一番遅くに花をつけるヒガンバナ。キツネノカミソリは少し遅れ、ナツズイセンはかなり遅れて葉を出します。