ラジオ英会話の不熱心な生徒たる私
もう何年もNHKの「ラジオ英会話」を聴いています。
熱心な方は、予習、復習に余念がないと思いますが、私は、ほとんど聴きっぱなし。
したがって、スキルはちっとも上がりません。
昨年度から、「ラジオ英会話」の講師が変わりました。長年講師を務め人気の高かった遠山顕さんが、週3日の新番組に移り、テレビ講座の人気講師だった大西泰斗さんが新しい講師になったのです。
変わった当初の評判は、あまり芳しくありませんでした。
長年の遠山さんスタイルから内容ががらりと変わったため、従来の方式になれていた受講者にはとっつきにくかったのではないでしょうか。事実、多くの受講者が遠山さんの新番組に流れていきました。
それから、番組の内容、テキストの内容とはまったく関係がないのですが、表紙のデザインが幾何学的で冷たい印象があり、敬遠された面が少なからずあったと思います。
(昨年度の途中から、段々、表紙も「許せる」ものに変わってきました。)
妻は、通っている英会話スクールが、授業の内容を「英語会話」から「遠山顕の英会話楽習」に切り替えたため、講師たちがテキストに記載されていない内容を英語で話すことの多い「遠山顕の英会話楽習」も継続しています。聴き取るのが大変なようです。
その上、「英語会話」も聴いているので、大変だなぁと思っています。
私は、英文法を中心とした「英語会話」に居残りました。
するとどうでしょう。大西さんの講義がものすごく分かりやすいのです。
中学、高校で習った英文法は、「英語ではこういう時にはこういう決まりなのだからこうなのだ」という感じなので、「文法を覚える」、「覚えなければならない」ものでした。
大西さんの「英文法」は違うのです。別の単行本『ハートで感じる英文法』のタイトルどおり、理屈を覚えるのではなく、我々が普段話している日本語について文法を特に気にせず話しているように、ネイティブが英語を話すのも同じだというのです。
その理由を分かりやすく教えてくれる内容なのです。
妻の英会話スクールの生徒さんたち(かなり英語ができる人たち)は、最初、大西さんの「英語会話」を嫌っていたようですが、その評判を聞きつけたのか、こっそり、「英語会話」に戻ってきている人もいるようです。
写真に写っている『ハートで感じる英文法』は、つい最近、楽天で他の3千円ほどの買い物をしたところ、嘘のような割引チケット、2千円以上購入したら千円割引というチケットが付いていたので、他の書籍と合わせ2千円ちょっとの買い物をして、千円割引で購入したもの。
『ネイティブがどのような場面で「the」と使うのか、それは何故なのか』といった説明しにくい内容を「ハートで感じるように」教えてくれるので、とても興味深く読み進めています。