刈入れの終わった田んぼの植物たち その１

　昨日、田圃道を散歩していたら、「おやっ？」と思う植物が。

　それがこれ。

　高さ20cmほどしかありませんが、葉の形が何かに似ていると思いませんか。

　そう、ミソハギにそっくり。

　でも、花の形はだいぶ違いますね。

　実は、この花には、数年前にも出会っています。

　休耕田にサクラタデが満開だったので、その撮影に夢中になっているときに、この花を見かけたのです。休耕田なので、のびのび育って80cmほどの高さだったと記憶しています。カメラにも納めたのですが、サクラタデの写真を撮るのがメインだったので、花の名前も確認しないまま放置していました。

　今回は、しっかりと確認しました。

　日本古来の植物ではなく、北アメリカから来た外来植物でした。

　ホソバヒメミソハギ（ミソハギ科ヒメミソハギ属）。

　たった4㎜ほどの小さな花ですが、絢爛豪華と言っても言い過ぎではないと思います。きれいな花。

　でも、とても小さいので、目立ちません。おそらく、多くの人の目に触れないまま、枯れていくのでしょう。