ああ、アシナガバチの巣が・・・
これは、8月下旬のコアシナガバチの巣の状況。
多くの蛹が孵化し、働き蜂となって密集して活動しています。とても元気のあるグループに育ちました。
ところが、今日、水撒きをしていたら、この巣に近づく怪しい影が・・・。
ついに恐れていた事態が生じてしまいました。一頭だけですが、ヒメスズメバチが襲撃を仕掛けてきたのです。
私も慌てましたが、とっさに散水ノズルを「ジェット力」に切り替えて、スズメバチに向けて放水。なんとか退散させることに成功しました。
でも、敵もなかなかにしつこい。追い払っても追い払っても襲撃してきます。散水ノズルによる防戦五たびほど。その後もしばらくの間、空襲警戒に努めていたのですが、また少し経ってから出直すつもりなのか、今日のところはあきらめたのか、姿を現しませんでした。
襲撃を受けた巣の状況は、下の写真のとおり。巣全体はまだ無事のようですが・・・
でも、あんなにたくさんいた働き盛りの蜂の数がかなり減っています。
敵わないまでもスズメバチに敢然と立ち向かい、命を落としていったのでしょう。
スズメバチは、何度も襲来し、個別撃破を図って働き蜂の数を減らしてから、蛹や幼虫を狩るつもりなのかもしれません。
孵化したばかりの働き蜂がおろおろしてる姿が涙を誘いますが、幸い、蛹や幼虫たちは、まだ無事のようです。
いずれにしても、スズメバチは襲撃をあきらめることはないでしょう。
戦力がかなり落ちてしまったこの巣の運命は、風前の灯です。
あのスズメバチ、蜘蛛の巣に引っ掛かるか、カマキリに捕まるか、鳥に食べられるかしてくれないかなぁ。