蛾とは思えない蛾と、蛾のような蝶
今朝の散歩で見かけたチョウとガ。
まずは、これ。
ガやチョウというよりも、ハチみたいだと言う人も。黒い身体に黄色い帯があることからの連想かもしれません。
実際、フタオビドロバチに擬態しているという説もありますが、フタオビドロバチは胸部と腹部の間がくびれているので、寸胴のこの昆虫に似ているとは言い難い。
飛び方もどんくさいほどゆっくりなので、よっぽどの虫嫌いの方以外は、「きゃあ、ハチっ! 刺されるぅ。いや、もう。」とはならないかと。
もし擬態だとしても、失敗例としか思えないのですが・・・。でも、何となく愛らしい。
鱗翅目(チョウ目)ヒトリガ科に属する「カノコガ」という蛾です。
次は、こちら。
ずんぐりむっくりのこの身体、どう見ても蛾ですよね。
でも、蛾ではないのです。
鱗翅目(チョウ目)セセリチョウ科の「チャバネセセリ」。こちらは、カノコガと違い高速飛行をします。
最後に、「なんじゃそれは」と言われてしまいそうですが、蝶と蛾の区別は、とってもあいまいなのです。