「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

地元シニアの青梅バス旅行(前編)

 昨日、地元シニアの集まりのバス旅行に参加してきました。

 コースは、まずは、東京都青梅市郊外に立地する酒蔵見学ツアーと、その後の試飲(わくわく)。その後、青梅市の中心街に移動し、昼食を済ませた後、富豪が戦前に建てた豪邸を見学するという内容。

 

 今年の幹事さんがまめな方たちで、メンバーを和ませるために、バスが動き出すと早速クイズや歌で皆を盛り上げてくれます。

 クイズはかなりの難問だったので、皆、首を捻りながら正答をひねり出そうと悪戦苦闘。答えが「ジイジ、バアバの正しい生き方」の参考になる薀蓄に富んだものなので、それにも「ほ~ほ~、なるほど!」、とても良い頭の体操になるとともに、日々の生活で気を付けたいことを再確認できたと思います。「正しい生き方」の方は実行できるかどうか心もとないところですが、脳内年齢が10歳ほど若返ったことは確かでしょう。

「こやんぴの脳内年齢は10歳なので、0歳になりましたぁ。」

 ほっといてください。

 

 我がシニアの会は、日ごろから、大きな声ではっきり話すことを心がけているので、参加者の歌声は、隣を走る乗用車やバス、トラックにも聞こえるくらい。いやぁ、大きな声を出すのは実に気持ち良いものです。

 

 高速を降りたバスは、青梅の市街地を抜け、ぐんぐん山が迫ってくる地域へ。

 雨が降り出したところで、清酒澤乃井」で知られた小沢酒造に到着。

 傘が必要かと思っていたら、バスが駐車場に入った段階で雨は上がりました。ついています、私たち。

 

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 坂道をちょっと登って、係の方に案内いただきながらの酒蔵ツアー。

 まず最初に入ったのが「元禄蔵」。

 

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 元禄と言っても「昭和元禄」ではなく、本家本元の元禄年間に建てられた蔵だとか。何百年も経っているのですね。ご説明によると、窓が無く天井がとても高いので、室内は年間も通じてほぼ一定。盛夏でも、クーラーを効かせた事務所よりも涼しいそうです。

 

 ここには、約10年前と約20年前の古酒が保存されていました。琥珀色をした芳醇なお酒になるとお聞きしては、後のお楽しみである試飲のコーナーに、このお酒があるのかどうかがついつい気になってしまいます。

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 ここと明治蔵は、お酒の貯蔵のみ。酒造りは一番新しい平成蔵で行われるのですが、今はオフシーズンなので仕込みはしていませんでした。

 

 この酒蔵の仕込水は2種類で、そのうちの一つが洞窟の奥に入っての見学が可能。岩から自然に染み出しているらしいです。

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 さあ、見学終了。

 いざ、道路を挟んだ河川沿いにある試飲コーナーへ。道路は渡らずに、地下道で向かうスタイルとなっています。

 

 皆、遠慮してなかなか試飲しないので、こういうことになると迅速なこやんぴが、犠牲的精神を発揮し(?)先頭に立ちました。

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 まずは、一升瓶で1万円以上するというお酒を選択。こういう機会でもなければ、なかなか飲めませんものね。試飲用のお猪口付きで500円。

 う~ん、うまい! 値段を知っているからでしょうか、「うまい!」としか言えません。

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 2杯目をどうしようかと迷うようなこやんぴではありません。飲み比べをしなければ試飲したことにならないではないですか。おや、よく見ると、元禄蔵でみた古酒も試飲できるようです。しかも、こちらは200円。ぐっとお値打ち。

 ぐい飲みはすでに入手済みなので、うれしい100円引き。100円だけ支払って手に入れた古酒はこんな色。

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 飲んでみると、これまた、長く貯蔵していることを知っていることもあって、「深みがあってうまい!」

 こやんぴの舌、まったくあてになりませんし、その上、語彙も乏しいので、日本酒ソムリエのようにお酒の味を表現する術を持ち合わせておりません。それでも、まずい酒だけは分かる、いえ、分かるつもりなので、2杯とも美味しくいただいたことは間違いありません。

 

 試飲所のすぐ下には多摩川が流れています。増水していますが、あまり濁らずにきれいな水が流れていて清々しい気分。

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 さあ、昼食会場へバスで移動します。

 というところで、中編に続く。