「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

腹ばいで虫に刺されつネジバナ撮影

 昨日、ネジバナを撮影してきたのですが、今日もまた撮ってきました。

 昨日も今日も、そよ風が吹いていて心地よいのですが、ネジバナクラスの小さな花にとっては、微風ですら強風。花茎がふらふら揺れて焦点が定まりません。

 その上、薬の副作用でへたっているので運動不足。腕力が低下してしまったので、若い頃のように接写がうまくいきません。「いやぁ、拙者は接写が苦手なのでござるよ。せっしゃたくましているつもりなのに、とほほ。」と言わねばならない状況が情けない。

 えっ、「だじゃらが情けない?」

 ごもっとも 様でございます。

 

 下の写真は、昨日アップした蕾段階のネジバナ

 昨日は、「純白ではないものの、かなり白っぽい花が咲くのでは」と書きましたが・・・

 

f:id:koro111koyampi:20190619182927j:plain

 

 どうも、そうではなく、下の写真の株のように、だんだんピンクが濃くなるごくごく普通の個体だったようです。

 そういうわけで、今年は、まだ白いネジバナには遭っていません。見てみたいなぁ。

 

f:id:koro111koyampi:20190620182735j:plain

 

 ところで、ネジバナは虫媒花です。その名のとおり虫にお手伝いいただけないと、基本的に実を結ぶことができません(他花受粉に失敗した場合は、最終段階で自花受粉する超絶技法を駆使するらしいのですが。)。

 

 ネジバナはとっても小さいので、唇弁の中に潜りこむ虫も、かなり小さくないと無理ですね。

 

 はて、どんな虫なのでしょうか?

 

 お、お、お、下の写真をご覧ください。そろそろ萎れ始めている下の方の花に、何か虫のようなものが・・・。

 私のようなアラセブンティの肉眼ではとても確認できません。レンズを通してこそ見ることができるとてつもない小ささ。

 

f:id:koro111koyampi:20190620184334j:plain

 

 トリミングしてみました。

 なんという虫なのでしょう? もっと近寄らないと分かりませんね。花自体が5ミリにも満たない大きさなのですから、この虫は1ミリもないのではないでしょうか

 この小さな虫は、ネジバナから甘い蜜をもらう代わりに受粉のお手伝いをしているのでしょう、きっと。

 

f:id:koro111koyampi:20190620184615j:plain

 

 

 上の個体は、左巻きで、花弁の色が濃く、大きく開くタイプ。

 下の個体は、花弁の色が濃いのは同じですが、右巻きで、あまり開いていません。

 

f:id:koro111koyampi:20190620185056j:plain

 

 下の株は、左巻きで、花弁の色が薄く、大きく開く元気者。上の花弁に細いラインのアクセントを決めていて、とってもおしゃれ。

 一番下の花に、小さな点のようなものが見えますが、これも虫でしょうか? もしそうだとすると、顕微鏡レベルの大きさです。

 

f:id:koro111koyampi:20190620185118j:plain

 

 下のネジバナは、左巻きですが、捩りをちょっとさぼっている放埒タイプ。

 

f:id:koro111koyampi:20190620185742j:plain

 

 昨日は、「カトレアに似ている」と書きましたが、どの花も、唇弁がいかにも脆そうでいじらしい。

 

 花茎の産毛も、近寄って見ないと気がつきませんね。