「じんましん」三日目、こやんぴ、医者に行く
今回のじんましんはしぶとい!
昨日は症状が軽くなっていたのに、今朝は、痒くて、痒くて・・・。
妻に、「医者に行ってくる。」と言ったら、なんと、
「あの先生のところは、月曜日は休診日だよ。」
「え、え、え、土曜、日曜と我慢していたのに、月曜日も休診なんだ!」
「土曜は休診日じゃないのよ。ただし、他の先生の代診。」
ふ~ん、そうなんだ。代診でも良かったんだけどね。でも、後の祭り。
ご近所さんがかかりつけの皮膚科医院に行くことに。ここは初めて。
待つこと暫しで、診察室へ。
私、基本的に、お医者さんが判断しやすいように、症状をペラペラしゃべる方なので、先生が口を開く前に、
「土曜日からじんましんでして。アレルゲンは、あれではなくて、これでもなくて、ああだ、こうだ。」
小太りの中年の男の先生、たまらず、両手を前に出して、
「ちょっと待って。私に喋らせて! じんましんじゃないよ。」
「へっ?」
「あのね、じんましんなら、もう収まってるの。」
「だって、痒いんですよ。ああだらこうだら。」
先生、また、両手を前に出して、
「ちょっと待った。私に喋らせて! あのね、じんましんは痒みが断続的なんですよ。腫れも出たり引いたり。」
「私のも、痒かったり、痒みが軽減したり、ぽつぽつがうっすらと出たり引いたりですから、じんましんじゃあないんですか。」
「これはね、湿疹。」
「ええっ、湿疹!」
びっくりです。じんましんと思い込んでいた私が、もしも、もしもですよ、とても気が弱かったとしたならば、先生の「湿疹」の一言がショックで失神したかもしれません。な訳ないか。
「でも、腕が今も痒いんですけれど。」
そう言うと、傍らに立っていらした看護師さんが、先生のアイコンタクトにより、かゆみ止め軟膏を私の腕にさっと塗ります。ものすごい早業。今まで、こんな「医療サービス」、未経験。
「実は脇腹も。」
先生のアイコンタクトで、看護師さんが脇腹に軟膏をすりすり。
「首の周りが・・・」
アイコンタクト、首の周りに軟膏すりすり。
「アイコンタクト+軟膏すりすりサービス」を受けながら、「何かに似ているなぁ。」と考えていたら、思い出しました。
餅つき。
先生が杵で餅を搗き、看護師さんが餅を返している、そんなイメージ。
面白いお医者さんでした。
もっとも、先生の方でも、自分で病名を決め込んでペラペラしゃべる変てこな患者が来たものだ、そう思ったかもしれません。
ということで、タイトルのじんましんに「 」が付いていたのは、じんましんではなかったからなのでした。