花散る里
川越水城公園を散歩。
下を向いて咲くエゴノキの白い花が散り始めていました。
花盛りの時に会いたかったところです。
エゴノキは、子供の頃から親しんだ木。
小学校の通学路脇の小川の対岸から枝を伸ばし、多くの花をつけていたものですが、私たち小学生の関心の的は、おしとやかな白い花ではありませんでした。花後にたわわに稔る楕円形の実。
当時の子どもたちは、ある意味、遊びの天才だったのかもしれません。まだ熟さない薄緑色の実をたくさん採って、それをちょっと潰し、水の中に浸けると泡立つのです。まるで石鹸のように。皆で競争するように泡作りに熱中したものです。
それで、私たちは、この木のことを「石鹸の木」と呼んでいました。
その頃は知らなかったのですが、その昔、この実は、本当に石鹸の代用品として使われたそうです。
エゴノキの実にはサポニン系の毒がありますが、食べない限り支障なし。石鹸遊びは、今でも問題ありません。
ベニバナトチノキの鮮やかな花も、散り始めました。
ベニバナトチノキは、「トチノキ」を名乗っていますが、日本のトチノキの園芸種ではなく、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と、北米原産のアカバナトチノキとの交配種だそうです。
タカアンドトシも最近は使いませんが、「欧米か!」。
昨晩は、最後の写真がなかなかアップできなかったので、再アップしようとしたら、文章まで消えてしまいました。
ということで、今回のブログは、2日がかり。2日がかりでも、内容豊富とはなっておりません。