懐かしの武蔵野うどん
昨日、「新河岸川」なのか、「赤間川」なのかの写真を撮りに行った際に、お昼を食べたのが、これ。
武蔵野うどん、きのこ汁バージョン。盛りは「並」。
並でも、かなりの分量。
讃岐うどんが全国を席巻していますが、私たち埼玉県入間郡の人間が子供の頃から食べていたうどんは、こちらの方。
讃岐うどんは、程よい触感で、つるつるつるつる、喉ごし抜群ですが、武蔵野うどんはそうは参りません。
歯ごたえ抜群、讃岐うどんに慣れた人には、かなりの固さ。
祖母がよく打っていたうどんは、まさにこれ。
親戚の法事の際に、「おしのぎ」としてふるまわれる自家製のうどんもこれ。
どこの家にも、麺棒がありました。
東京下町育ちの妻は、
「川越のうどん、私には無理!」
と、新婚時代に言っていましたっけ。今でも、あまり得意ではなさそう。こんなにおいしいのにねぇ。
入った店は繁盛店で、あっという間に駐車場が車で満杯に。
後から入店された隣の方は、カレー汁を注文していました。
私も、カレー好きなものですから、ちょっと心が動いたのですが、止めておいてよかった。なぜなら・・・
「うわぁ、辛いねぇ、これ。」
と、連れの方に向かって悲鳴をあげていたからです。悲鳴を聞いたのは、多分、奥さんなのでしょう、旦那さんに同情するかと思ったら、
「でしょ~? 辛いよ、そりゃあ。だから言ったじゃないの。」
「あれ? そうだっけ? そうか言ったっけか。辛いや、こりゃあ。でもうまいよ、これ。辛いけど。」
多分、「辛いからやめなさい。」とは仰っていなかったような。
横目でちらっと、カレー汁を覗かせていただきましたが、唐辛子色をしていましたっけ。
怖いもの食べたさで、今度、挑戦してみようかな、と思わなくもありません。