川越なんじゃこれ 新河岸川、赤間川・・・どちらが本当?
埼玉県道15号川越日高線の起点は、喜多院近くの成田山川越別院よりも少し東側の国道16号。終点は日高市の国道299号。
写真は、新枇杷橋を起点方向に向いて撮影したもの。
河川名称が大きく表示されています。
「新河岸川(しんがしがわ)」。江戸時代から大正年間まで、川越周辺の物資を江戸、東京へと運んだ舟運で有名です。
ところが、橋に表示された河川名はというと・・・
あれまあ、「赤間川(あかまがわ)」となっています。
二つの川が、この橋梁の下で合流しているのか?
いいえ、流れは一つしかありません。
(流れを撮影するのを忘れてしまいました!)
それではなぜ?
どうやら、河川改修が行われる前は、狭山市内から北に向かって流れてきた赤間川は、川越城の下をぐるっと回って南に流れを変え、その後、さらに東に向かって伊佐沼という湖沼に流れ込んでいたらしいのです。
河川改修後、赤間川は、北に向かって流れる途中の旧・田面澤村(たのもざわむら)(私の地元です。)で新河岸川と名前を変えることになったようです。
新河岸川の起点には起点標もあるようですが、私は「あ、そう言えば、なんかあったなぁ。」という程度のうっかりさ。ぼお~っとしておりました。
起点標の下流、つまり新河岸川と名前を変えたはずなのに、「昔の名前で出ている」橋梁がたくさん残っているようです。