久しぶりの夕散歩(お散歩ブログなのに)
岩本町の歯科医院
弁天小僧は、江の島の「岩本院の稚児上がり」だそうですが、私が歯のクリーニングで通っているのは「岩本町の歯科医院」(固有名詞ではありません。)。都営新宿線岩本町の駅に降り立つと、なぜか、弁天小僧のセリフが頭をよぎります。まったく関係ないのに、大丈夫でしょうか、こやんぴ?
いつも、歯科衛生士さんがとても優しく対応してくれるので助かっているのですが、今日は、「あれ?」と思うことがありました。
この歯科医院の院長先生は、開業当初から、治療に当たって、事細かく、どの部分をどうするのかを説明してくれます。これが全スタッフに浸透しているようで、クリーニングに当たっても、どこをどうするのか、そのたびに教えてくれるのです。
「右の方をクリーニングしていきます。」
と言われたとき、私は、自分の口の中の右の方かと思い、それなりに身構えている(「身構える」はオーバーかも。ああ、右の方なのね、と思う程度。)と、真逆の左の方をがりがりされるではありませんか。
「左の方にお水が出ます。」
のときは逆。右の方に水が出てきます。
どうやら、歯科衛生士さんの方から見ての「右左」ということらしい。ずっと通っていて、今ごろ気がつきました。
私としては、とっても恥ずかしく嫌でもあるのですが、治療台の前に、私の口腔内のレントゲン写真がバンと貼ってあります。
それを見るたびに、
「子どもの頃から歯を大切にしておけばよかった。」
とがっかりするのですが、そう言えば、その写真の右左も、歯科衛生士さんの右左と同じ。
ということは、初めに治療台に座った際に、
「その後どうですか?」
と聞かれ、
「ええ、右の奥の方が、あのその。」
と答えていたのは、意思疎通上の問題があったのかな?
その都度、指でさしていたので支障はなかったと思いますが、「歯科衛生士さんの右左と、私の右左が違うという大発見をした」という、とってもどうでもよい話でした。
夕焼けの期待薄い散歩道
やっと誰かに背中を押されるではなく、自分から散歩に行く気力が出てきました。いやはや、今回のお腹のストの長さにはまいりました。
昨日に比べ、雲の配置があまりよろしくなく、これでは綺麗な夕焼けは無理だな、昨日は、車の中で綺麗な残照を見たけれど、できれば、昨日の残照をカメラに収めればよかったな、などと、今さらどうすることもできないことを後悔しつつ、とぼとぼと入間川の河原へ。
向こうから、犬を連れた女性がやってきました。
あれまあ、小学校の同級生。
彼女の口から出た最初のことばが、
「どうなの、体調は?」
最近、私の具合がちょっと悪かったことが、もう村中に伝わっているのか!
そう言えば、今朝、病院に出かける際の駅でも、他の人から同じことを聞かれたっけ。すごいな、この村の情報伝達能力の高さ。
ワンちゃんを思いっきり可愛がって、私の元気なところをアピールしておきましたので、今晩中に、「こやんぴ、意外に元気だったよ」情報が村中を駆け回ることでしょう。
今、初雁橋は塗装作業中。作業用の車が入るために、細い道が無理やり広げられました。そこにオドリコソウの群落があったので、被害がないか心配だったのですが、なんとか大丈夫そう。
逆に、これまで気がつかなかったセンダンの木が目に入るようになりました。
丸々としていたセンダンの実は、もう、随分萎んできましたね。
大きな木々たちは、まだまだ冬枯れの姿のままだけれど・・・
カラスノエンドウは、緑のまま冬を越し、もう、背を伸ばし始めています。
霜にも負けず、真冬でも緑のままなんて、その丈夫さの秘密は何なのでしょうか?
今年の冬は厳しくなかったということなのでしょうか、セイタカアワダチソウでみごとに冬を乗り越えた個体がたくさんありました。
暖かくなってきたら、このまま大きくなるのでしょうか?
それとも、下から伸びてくる新芽に後を譲るのでしょうか?
観察を続けたいと思います。
春の妖精の一つ、アマナがもう芽を出していました。
アマナはチューリップに近い仲間だけあって、か細い葉ではありますが、形はチューリップの葉によく似ていますね。
多分ツルボだと思いますが、元気に芽を伸ばし始めています。
ツルボは、春に葉を沢山茂らせ栄養を蓄えた後、夏には地上部が枯れてしまいます。
そして、秋に、ほんの少しの葉を従えて、可愛らしい花をつけるのです。
何という植物の枯れた姿なのかは分かりませんでしたが、枯れ葉の造形も、また素敵です。
葉をすべて落としたクコには、凄味があります。
葉をつけたままの個体も散見されます。
予想どおり、残照は昨日ほど鮮やかにはなりませんでした。