川越の時の鐘
まだ、お腹の具合がおかしくて、何もできません。
本を読んだり、テレビを見たり、ぐた~っとするだけ。
Google フォトを使っていると、昔の今日の出来事を勝手に教えてくれるのですが、今日は、こんな写真が出てきました。
川越の蔵造りの街並みの一角にある時の鐘。
歌舞伎の書き割りなどに、江戸時代の街並みが描かれていることがありますが、その中に、よく描かれているのが「時の鐘」。
江戸の町には、このような「時の鐘」があちこちにあったのでしょうね。
川越の時の鐘は、江戸時代のものではありません。
明治時代の「川越大火」の後に再建されたもの。
再建に当たっては、全国の方々からご寄付をいただいたとのことです。
今では、鐘は自動で撞かれるのですが、私の子どもの頃は、人の手で撞かれておりました。それどころか、本当はいけないのでしょうが、近所のわんぱくどもが、平気で上まで当たっておりました。
私の伯母の家が、すぐ近所だったので、私にも、そのチャンスがあったのですが、子どもの頃の私は、とてつもない臆病者だったので、一度も挑戦したことがありません。
ちなみに、蔵造りの建物のほとんども、「川越大火」後に建てられたものです。
何年もかかって復興されたと思いの他、大火後すぐに蔵造りの建物が軒を並ぶるようになったのだそうで、当時の川越商人の財力には驚かされます。
明治時代になって通された広い道の両脇に蔵造りの建物が建てられたので、他の地域の歴史的建造物群のように、狭い道に面してはおりません。
それが、逆に今となっては、せっかくの歴史的建造物群なのに、観光客の目の前を、車ががんがん通るという問題も起こっていたりします。
ところで、この写真は、私が撮ったものではありません。
妻が、私の伯母が勤めていたお店の方と仲が良かったことから、その方のご厚意で、お家の高い所に上がらせていただいて撮影したもの。
そのような機会でもなければ、このような写真はなかなか撮れません。
Google フォトの機能により、今日、突然顔を出したので、ご紹介をさせていただきました。