冬のマンゴー お前って奴は
昨年、種から育てたマンゴー。
最初に出た芽が葉を伸ばし始めたと思ったら枯れてしまい、マンゴー子育て失敗かと思ったのですが、このマンゴーは多胚の種だったようで、10本以上の新しい芽が出てきました。
最初に出た芽が順調に成長した場合は、他の芽は、多分出てこなかったのでしょうね。面白い性質を持った木です。
(マンゴーには、種子が単胚のものもあるらしいので、私の育てた種類が多胚なのは幸運でした。)
あまりにも芽が多いので、後ほど剪定しようと思っていたのですが、兄弟間の競争の結果、ひ弱な芽は負けてしまい、だいぶ芽の数は減りました。鉢の中での熾烈な生き残り競争だったのですね。
( 10cmほどあった種は、芽に栄養を与え切り、小さく萎んでしまいました。)
マンゴーの葉の出し方は独特です。
触るとすぐに破れてしまいそうな幼葉が、小さな芽から4枚ほど伸び始めます。伸び始めは、柔らかいので、木から垂れるような風情。
色は、なんと、チョコレート色。育て始めのころは、成葉になってもチョコレート色のままなのかと思っていましたが、だんだん緑色に変わっていき、やがて丈夫な葉になります。
(最初から緑色の葉が成長する種類もあるようです。)
これが次々続くかと思いきや、次の芽が伸び始めるまで、ずいぶん時間がかかります。休み休み大きくなるタイプのようです。
おそらく、原産地では、冬であっても、芽を出し、それが大きく成長するのでしょうが、川越の冬はお気に召さないらしく、ほとんど休眠状態。
芽はあるにはあるのですが、まったく大きくなりません。成長が止まったまま。
春になるまで冬眠しているようです。
マンゴーの鉢のすぐ近くでは、ランの花芽が動き始めました。
品種名を書いた札が折れて紛失してしまったため、名前は分かりません。
地味な花です。
咲いたらご報告いたします。