「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

ランチ難民状態から美味しい蕎麦に辿り着いた!

 妻が、今日のお昼は豆腐懐石の店に行こう、と言います。

 薬の影響で胃腸がむかむかしている私としては、反対する理由がありません。

 

 うきうきと店へと車を走らせました。

 あれ! お昼前なのに、店の駐車場にはかなりの数の自動車が停まっています。

 

 嫌な予感。

 

 駐車場に入ろうとしたところで、女性3人が駐車場から店へと向かって歩いて行きます。

 

 ますます嫌な予感。

 

 妻が一足先に店に入り、席の確認。

 少し遅れて店の前に着いた時には、店の方と妻が何やら話をしていました。

 

 嫌な予感が嫌な確信に変わりつつあります。

 

「そうですか。残念ですが・・・。」

 そう言いながら妻が出てきました。先ほどの3人でフリーの客はおしまい。後は予約がぎっしりだそうです。

 

 こんなことなら予約をすればよかったようなものですが、予約をするとちょっとお高い定食しか選べないので、あの3人を追い抜くしかなかったようです。

 

 がっかり。

 

 さて、どこでお昼を食べましょうか?

 

 あてどもなく、鶴ヶ島方面に車を走らせながら考えていると、

「そう言えば、日高市に最近できたレストランがあったよね。あそこに行ってみようか。」

という話になり、杉並木の続く日光脇往還へと左折しました。

 

 道路より一段高い所にあるその店へと車を乗りあげると・・・

 

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 閑散としています。

 

 あれれれ、定休日でないのに閉まっています。

 臨時休業のようです。

 ノーボール、ツーストライク。0勝2敗。

 追い込まれてしまいました。

 

 人気店なのか、私たちの後に、次々と車が上がってきて、皆さん、「Closed」の看板を恨めしそうに眺めています。

 

 その中の一団の方々から、

「他にどこか美味しい店、ご存じありませんか?」

と聞かれてしまいましたが、私たちも教えてほしい状況。

 

 大きな看板があちこちに出ている「奈佳一」というお蕎麦屋さんが同じ日高市内にあることを思い出しました。

 確か、昔、私一人で行ったことがあるような・・・

 

 二度あることは三度ある、となるのか、三度目の正直になるのか・・・。

 

 はらはらどきどきです。

 

 奈佳一さんには多くの車が停まっていました。営業中のようです。幸い駐車スペースに余裕があったので、ここでお昼にすることとなりました。後は、「満員ですので…」と断られないことを祈るのみ。

 ところで・・・私の記憶していた店とは場所が違います。

 まったく違う店なのか、私の記憶している元の場所から移転したのか、お聞きしなかったので分かりません。

 

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《 お店の方が慌てたのか、暖簾が裏返しです。 》

 幸い、待たずに座ることができました。

 手打ちのようです。期待が高まります。

 

 長めのカウンター席と、万里の長城のように長~いテーブル席がありましたが、案内されたのはテープル席の方。椅子席ではなく座り込むタイプなので心配したのですが、下に足が伸ばせるようになっていました。これなら楽ちん。

 

 足もとにヒーターがあります。

 暖かい思いができるかと、上着を脱ぎ、マフラーも外したところ、どこからか隙間風がす~す~。これはいかんとマフラーを巻き直しました。

 

 そうこうするうちに、次々と車が乗り付けてきて、店はあっという間に満員になりました。人気店のようです。到着するタイミングも、最初の店とは違い、良かったみたい。

 

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 少々長めの待ち時間の後、注文した二色蕎麦と野菜天ができあがってきました。

 妻はもり蕎麦のみ。魚と烏賊も入った野菜天は二人でシェア。

 

「二色」は、並蕎麦と田舎蕎麦。

 田舎蕎麦、ぶっとい!

 

 並蕎麦は、う~ん、うまい! これはいけます。二色蕎麦ではなく、もり蕎麦にすれば良かったかな。

 続いて田舎蕎麦も一つまみ。埼玉のうどんと同じように、腰があります。土俵際に押し込まれても容易には土俵を割りそうもありませんので、伸びやすい並蕎麦からいただき、田舎蕎麦は後回しにすることとしました。

 

 天ぷらは、「からっ」とまではいきませんが、まずまず合格点。野菜も美味しかったけれど、烏賊がとってもいかった、あれ、寒くて舌がうまく回らない。言い直しましょう。烏賊がとっても良かった。

 

 隣のお客さんの海老も立派だったなぁ。次の機会には、海老天も食べることにしようっと。

 

 田舎蕎麦は、ごん太なので、後回しにしても伸びるということがありませんでした。埼玉の麺類らしい腰の強さを十分に味あわせてもらいました。

 

 ランチ難民になりかけた結果、美味しい店に行き会うことができ、とても幸せな気分です。