「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

京都・奈良の~んびり旅行 3日目(奈良町界隈ぶらぶら編)

 12月26日の朝が明けました。

(薬の副作用の影響があったとは言うものの、12月の旅行記を翌年の2月に記すことになろうとは・・・。)

 

 節約旅行のはずなのですが、昔懐かしい奈良ホテル茶がゆ定食は、外せませんでした。

 美味しかったです。おかわりもしてしまいました。

 

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 午前中は、昨年末にご報告したとおり、完成したばかりの興福寺の中金堂を見学した後、阿修羅像や旧山田寺仏頭などに会ってまいりました。

 阿修羅像、夏目雅子さんに似ていると思うのは私だけでしょうか。

 旧山田寺仏頭は、興福寺の僧兵が山田寺から分捕ってきたとのことですが、天平美人を彷彿とさせる良いお顔をされています。実ににこやか。ひどい目に遭ったのにねぇ。

 

 お昼か夕食は、これまで何回かお邪魔している「粟」に行きたかったのですが、あいにく、定休日。奈良の野菜をふんだんにご提供いただけるので、残念なのですが、休みでは仕方がありません。

 

 お昼をどこで食べるのか、東向南通りや餅飯殿センター街、さらには奈良町界隈まで、これはと思う店を探して幾千里。ついでに、夕食候補も併せて探索する私たち。

 

 私は、違う店に入ろうかと思っていたのですが、妻が、

「ここが良い、ここが良い。」

と指差す先を眺むれば・・・

 

 カレー屋さんじゃん。奈良まで来てカレー?

 

 とは思ったものの、泣く子と地頭奥様(妻のことです。)には勝てませぬ。

 地頭奥様の後に従い、入りました。餅飯殿センター街の若草カレー本舗。

 

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 私がしぶしぶ入ったこの店、実は大正解でした。カレールーも味わい深かったし、トッピングされていた野菜も美味。がっかりすることの多いご飯も、この店のそれはとてもおいしくて、地頭奥様の眼力に感謝するこやんぴなのでした。

 

 驚いたことに、妻は、食べ終わって店を出たところで、この店に入ろうか入るまいか迷っている若いカップルに、

「ぜひ食べていきなさい。」

と話しかけ、頼まれてもいないのに、このお店に新しいお客さん二人をご案内したのでした。

 

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 お昼の後は、奈良町を散策。

 奈良町は、電線の地中化もされていないので、他の観光地に比較すると「すっきり感」がないとも言えますが、気取らないその姿が私は嫌いではありません。


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 奈良町と言えば庚申さま。

 庚申さまに猿はつきものなのですが、なぜ猿なのかは知りませんでした。

 お猿さんが「蚤とり(本当は蚤を採っているのではないそうですが)」をする姿が、昔の人には、三尸(さんし)の虫を食べていると思えたとのこと。

 そのようなわけで、昔の人は、

「俺たち人間は三尸の虫が苦手だけんどもよ~、猿っこは三尸の虫を食べちゃうんだぜぇ。じゃあ、猿っこは庚申さまの使いだんべなぁ。」

と考えたのでしょうね。ちなみに、日光東照宮の神厩舎の三猿も、庚申信仰日光市内には、庚申さまがいっぱいあります。

  

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 御霊神社の前を通りかかってびっくり。昔は、こんなことやってたかなぁ。気づかなかったなぁ。江戸時代から・・・と書いてあるけれど、覚えないなぁ。

(こやんぴがぼーっと生きていただけかもしれませんが。)

 狛犬さん、こんなに願いを結びつけられて、何となく困惑した表情をしているような・・・

 

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 自転車で、お母様の書と、ご本人自作の小物を売り歩く、ちょっとした有名人にもお会いしました。

 

 一度ホテルに帰り、無料サービスのコーヒーをいただいた後、餅飯殿センター街の中でチェックした飲み屋さんに出かけたのですが、ここが大当たり、と言う話は、次回に続きます。