「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

「うまい、うますぎる!」・・・話がですか? 

「うまい、うますぎる」と言えば、埼玉県民なら、即座に、

十万石まんじゅう!」と答えます。

 

 それほど有名な十万石まんじゅうを、久々にいただきました。

 

f:id:koro111koyampi:20190127220115j:plain

 

 横のスマホと比べると、わりと小ぶりですね。

 以前は、一個ずつ包装されてはいなかったような気が・・・

 なぜ、埼玉県民が「うまい、うますぎる」とふられた場合、条件反射的に「十万石まんじゅう」と言ってしまうかというと、テレビ埼玉など、マイナーなテレビ局で、棟方志功の描く「豪快な姫君」が、ぱくぱくと饅頭を食べている姿が大写しとなり、ナレーションが、

「うまい、うますぎる、十万石まんじゅう

と繰り返すために、脳内に摺りこまれてしまったのですね。

 

 さて、この十万石まんじゅう行田市のお菓子屋さんが製造しているのですが、私は、てっきり、江戸時代から続く伝統菓子とばかり思っておりました。

 

 意外や意外、太平洋戦争後の作出らしい。

 

 戦後、棟方志功は、よく行田を訪れていたらしく、その際、このまんじゅうを食べて、本当に、

「うまい、うますぎる」

と言ったのだとか。

 ちょっと、話が、「うまい、うますぎる」ような気がしないでもありませんが、そうなんだそうなので、そうなのでしょう。

 

 そんな縁で、豪快饅頭ぱっくり姫の絵も、棟方志功に書いてもらったらしい。

(私、最初にこの絵を見たときは、まさか志功の作品とは思わず、「へったくそな絵だなぁ」と本気で思ってしまいました。志功さん、ごめんなさい。)

 

 テレビ埼玉は、昔のUHF局なので、実は、埼玉県民でも、チャンネルを合わせる人は多くありません。それなのに、テレビ埼玉で流れるこのコマーシャルが、埼玉県民の頭の中にしっかりと摺り込まれているのは、不思議と言えば不思議。

 

 私の勝手な想像ですが、高校野球のテレビ中継の際に、このコマーシャルがばんばん流れるからではないでしょうか。地方予選の決勝以外は、テレビ埼玉(最近は、「テレ玉」と呼んでほしいらしいです。)でしか見ることができませんので、

「どれどれ、うちの学校は、勝っているかな?」

と、時々、テレビ埼玉にチャンネルを切り替えることがあるんですよね。で、「うまい、うますぎる」に出会ってしまう・・・。

 

 あ、そうそう、まだ人気のなかった時代のテレビ東京でも、このコマーシャルは放送されていたので、東京、神奈川、千葉、群馬、栃木、茨城の人たちも見てはいたとは思うのですが、さて、どんな感想を持っていたことでしょうか。気になります。