これ、リュウキンカなのかなぁ
リュウキンカが咲いた、と昨日のブログに記載しました。
でも、夕方に写真を撮ろうとしたら、すでに萎んでいましたので、イラストしか載せることができませんでした。
幸い、一日花ではなかったようで、今日も咲いてくれました。
陽が高く昇らないと正開せず、陽が傾いてくると、もう、閉じてしまうタイプのようです。
今日のお昼頃には、正開どころか、反りかえるようにして咲いていました。
ところで、反りかえっているのは何でしょうか?
「何ですか、じゃないじゃない。花弁でしょ、花弁。」
そう思いますよね。ところがそうではないんです。リュウキンカには花弁はありません。
「なに言ってるの? あるじゃない、黄色い花弁が。」
ところが、これ、花弁ではないのです。リュウキンカには花弁がなく、「がく」が花弁のように綺麗な黄金色に輝いているのです。
後ろから見てみましょう。
「ほら、見なさいよ、こやんぴ。『がく』が3枚あるじゃないの?」
花弁のように見える『がく』の下にある3枚の物体は、蕾を包み込んでいた「苞(ほう)」です。これは、葉の変形したもの。
「がく」の裏側は、黄金色に輝いている表側と異なり、地味ですね。「苞」と同じような色をしていて、「がく」らしさがにじみ出ているというわけ。
ぐぐっと寄ってみました。黄金色一色かと思いきや、根元の方の色が変わっていますね。虫を雄しべや雌しべに誘うサインなのでしょうか。
がく片の上に花粉が零れ落ちているのが見えますね。
それにしても、雄しべがたくさん集まっていること!
ちょっと気になることが。
ウィキペディア情報によれば、リュウキンカの「がく片」の数は「ふつう5枚、ときに6-7枚」とあります。
ところが、我が家のリュウキンカの「がく」の数が多い、多すぎるのです。
1枚、2枚、3枚、・・・7枚、8枚、9枚、10枚。
あんれまぁ、10枚もあるではありませんか。
ネット上のリュウキンカの花と比較したところ、「がく片」ばかりでなく、雄しべ、雌しべの形状もちょっと違うような。
さらにウィキペディアを調べてみたのですが、キンポウゲ科リュウキンカ属の他の種類でもなさそうです。
「リュウキンカ 園芸種」でネット検索したところ、大型ヒメリュウキンカ(キクザキリュウキンカ)の可能性が出てきました。
「がく片」の基部にある模様もそっくりなので、間違いないかも。
「ヒメリュウキンカ」とか「キクザキリュウキンカ」と称する以上、リュウキンカ属であってほしかったのですが、同じキンポウゲ科ではあるものの、「キクザキリュウキンカ属」なんだそうです。
ガ~ン! それじゃあ、友人からいただいたこの花は、「必ず来る幸福」と言う花言葉を持つリュウキンカではないということになってしまうではありませんか。ショック。ぬか喜びだったのか~・・・ぐすん。
と落ち込むこやんぴではありません。キクザキリュウキンカとか大型ヒメリュウキンカと言う以上、「リュウキンカ」という文字が堂々入っているのですから、花言葉は「必ず来る幸福」と言うことで良いんじゃないの、そう自分で決めてしまいました。
「いやいや、実はね、こやんぴ、キクザキリュウキンカの花言葉はね~・・・」
聞きたくございません。