三が日から停電!
寝ぼけまなこの中の停電
1月2日の夜、部屋のエアコンがガクンと止まりました。もう眠かったので、妻が止めたものと軽く考え、そのまま眠ってしまいました。
「ガクンといって止まったっけ? ちょっとおかしいかも・・・」
とは思いつつも。
3日の朝、リモコンで暖房のスイッチを入れたところ、エアコンがうんともすうとも言いません。
(正常でも、「うん」とか「すう」とか言ったら、ちょっと怖いですが。)
リモコンの電池切れを疑い、妻のベッド上にあるもう一つのリモコンで再挑戦。エアコン、応答せず。広開土王号と同様です。不気味。
エアコンを見上げてみたら、パッカリと口を開けたままのだらしのない姿。
あっ、ブレーカーが落ちたんだな、と判断し、廊下も階段も暗い中、階下に降りて分電盤を確認。
分電盤を操作するも
おかしいな、アンペアブレーカーも、漏電遮断器も、配線用遮断器も落ちていません。こんなの、初めて。
一応、すべてのスイッチを切り、その上で、順番にオンにしていき、状況を確認。風呂場、全滅。和室も、リビングも、お勝手もだめ。面妖なことには、家の半分ほどの電気は生きているのです。なんじゃこれ?
無駄とは思うものの、分電盤の操作を数回繰り返すも効果なし。
2階に戻り、まだ寝ていた妻を起こし、
「夕べ、何かあったのか?」
と聞いたところ、お風呂に入っていたら突然照明が消え、給湯器も動作しなくなり、暖房も切れてしまったので、さっさと寝てしまったとのこと。
寝ちゃったんかい。
(こやんぴはもう夢の中だったので、口に出しては言えませんでした。)
分電盤が犯人か
復旧作業がうまくいかないことを伝えると、妻は、
「そう言えば、T君(妻の教え子の電気屋さん)が、『そろそろ、分電盤の寿命が切れるので交換した方が良いですよ。』と説明してくれたことがあったなぁ。」
とのこと。
妻のこの一言で、私は、
「これは分電盤の故障に違いない。」と判断しました。迅速な判断です。すごいぞ、こやんぴ!
でも、まだ三が日。T君の店に電話しても通じません。ご飯も炊けず、お湯も出ず、テレビも見えない。明日から病院暮らしなのに、風呂にも入れません。さて、どうしましょう?
(すごくないじゃん、こやんぴ!)
どうしましょうもなにも、この日は東京で親戚が集まる日。対応は、帰宅してから。でも、帰宅した後も、多分お手上げ状態。震えながら眠るのか?
(全然頼りにならないじゃん、こやんぴ!)
藁をも掴む
さて、帰宅しました。T君にも連絡はつかず、万事休す。
と、思いきや、妻の人脈の広さがピンチを救うことに。妻がMさんという水道屋さんに相談したところ、東電に電話しなさいとのアドバイス。分電盤を替えてもらえのかな? 半信半疑。
藁をも掴みます、私たち。
妻が東電に電話してみると、
「何時になるかは分からないけれど、今日伺う。」
とのこと。
でも、分電盤の故障では、今日中には復旧しないだろうなぁ。
東電さんは、早かった。なんと、30分ほどでいらっしゃいました。
すべての電気を落とし、
「外をみてきます。」
えっ、外?
真犯人は・・・
数分で電源復旧。
宅外の電柱上に設置されているヒューズ線2つのうち1つが劣化していたとのこと。
なるほど、それで家の半分ほどの電気が切れたのですね。
もう一つのヒューズ線も交換したので、当分問題なしとの説明もしていただけました。
しかも、宅外の東電管理部分なので修理費の負担もなし。
東電の職員さんたちは、当方にとって救いの神だったのに、彼らから、
「ご迷惑をお掛けしました。」
と逆に言われてしまい、申し訳ない気分。
お陰さまで、家も暖まり、お風呂に入ることができました。
《教訓》
友人は多ければ多いほど助かる。
分電盤を操作しても電源復旧しない場合は、即、電力会社に相談する。
《今さら分かったこと》
妻の方が危機管理能力が高かったこと。
こやんぴの思い込みが強すぎること。