宝塔寺の塩なめ地蔵
例年、1月3日は、妻の兄夫婦、弟夫婦たちと、義父母のお墓参りをした後、義父母が健在だった頃からの恒例となっている深川不動、富岡八幡宮への初詣。
ここは、塩なめ地蔵で有名。
寺伝では、このお地蔵さん、江戸時代に、小名木川の川床から掘り出されたものとされています。塩なめとはどういうことなのかと言うと・・・
その1
疣(いぼ)ができた際には、お地蔵さまに塩をお供えし、
「お地蔵さま、私、疣が取れなくて困っているんです。どうか、お地蔵さまのお力で、私の疣を取ってくださいまし。」
とお願いします。
その2
お供えした塩を持ち帰り、疣にすりこみます。
その3
あら不思議。疣がボロッ。
その4
お礼に新しい塩をお地蔵様にお供えし、
「お地蔵さま、ありがとうございます。おかげさまで私の疣が取れました。」
と報告します。
その5
お供えされた塩を、お地蔵さまがなめるのです。
「その5」は冗談ですが、昔から疣を取ってくれるありがたいお地蔵さまとして信仰を集めていたようです。
それにしても、大量の塩が奉納されています。
疣を取りたい人だけではなく、商売繁盛などを願う方も、塩を奉納しているようです。