フリル、フリル、霜のフリル
今朝の冷え込みは昨日ほどではなかったけれど・・・
草たちの葉の上には、霜、霜、霜。
棘だらけのサボテンといった風情。
まるで、覆輪の葉。
センニンソウの葉は、羽状複葉で、基本的には卵型ですが、根に近い部分では、ご覧のとおり3片や2片に切れ込ができることがあります。
センニンソウは、草ではなく木です。これから葉を落としますが、茎と芽は残り、春先に再び葉が生じます。
春の芽出しは、園芸種のクレマチスにそっくりですが、それもそのはず、両者は近い仲間です。
ヨモギ。
フリルを身に纏うと、クリスマスの飾りに使われるセイヨウヒイラギのよう。
ヨモギに限らず、キク科の植物は、霜に強いものが多いですね。
根で越冬するので、最終的に地上部は枯れ果てます。
春先の新芽は、草餅にすると薫り高くておいしいですね。
どちらも、寒さに強く、競争者たちが枯れている冬の間も、太陽の光をたっぷり浴びて、せっせと炭酸同化作用にいそしみます。
これは、立ち枯れたエノキの大木。
ヒラタケの子実体(つまり、キノコ)がいっぱい生えていましたが、どなたかがすべて採取した模様です。残っているサルノコシカケのようなキノコは、食用にはなりません。カイガラタケかも。
我が家では、野に生じるキノコを食べることはしませんが、このように、きれいさっぱりなくなってしまうと、
「ああ、美味しそうだったなぁ。ちょっと惜しかったなぁ。」
と思わないではありません。
採取した人は、どのような食べ方をしたのでしょうか?
(未練がましいですね。)
ちなみに、ヒラタケが生えていた状況は、下の写真のとおり。