美味しそうな木の実 なぁんだ? 遅まきながら答えをば
「いかにも美味しそうな木の実。
ビールのおつまみに最適?
さて、これは何でしょうか?」
という問題を出し、正解は今週火曜日に発表すると言っておきながら、今日は、すでに土曜日ではありませんか。
もっとも、どなたからも、
「早く正解を教えて~。」
というリクエストはございません。
ということは、正解を発表するまでもなく、一番上の写真を見た瞬間、皆さん、こう叫ばれたのかもしれません。
「へへぇ~ん、すぐ分かっちゃう問題なんか出すなよな~。『ぺけぺけ』でしょ?」
あちゃぁ、分かっちゃってましたか。
そうなんです。これは、「ぺけぺけ」です。
失礼しました。それではさようなら・・・
と言って終わりにしてしまうと、下の写真が、本当に「ぺけぺけ」という名のナッツだと思ってしまう人がいて、
「あのさあ、このナッツ、知ってる? こやんぴが言っていたんだけどさぁ、『ぺけぺけ』という名の珍しいナッツなんだぜぇ。」
などと間違った情報が拡散してしまうかもしれません。
(万に一つくらいですが。いやいや、兆に一つ以下かも。)
「ぺけぺけ」は「××」ということです。伏字みたいなものです。
まだ、正解は申し上げておりません。
ならば、最初から、「××」と表示すべきでしたね。恐れ入ります。
さて、しつこいようですが、もう一度。
下の写真の「ナッツ」は何もの?
前回も申し上げたとおり、下の写真が大ヒントです。
この写真がなぜヒントになるのか・・・それは、数。
この3つが、元はどうなっていたのかというと・・・
「なぁんだ、洋梨かぁ。」
違いますよ。
「日に焼けて黒っぽくなった柿?」
違いますってば。
3つの丸いものは、この中にぎっしり詰まっていたんです。
これ(↓)でどうですか?
これを図式化したものが、国土地理院の地図に使用されていますよね。
これです。
茶畑と言えばこの記号ですが、熱心な農家さんの茶畑には、茶の実は生らないんですってね。花を咲かせ実を生らせると、木が疲れてしまい良質の茶葉が採れなくなるので、花を咲かせないようにしているのだそうです。
それにもかかわらず、茶の実を図式化したものが茶畑の記号になった・・・おもしろいではありませんか。
茶畑にしても、桑畑にしても、栽培の主眼である葉っぱを図式化するという手はあったかもしれませんが、小さな記号にすると、両者の区別がつきにくくなってしまいます。そこで、茶畑は特徴のある実を、桑畑は栽培されている樹形を図式化したのでしょうね。
ということで、茶の実が正解でした。
ちなみに、この「ナッツ」、とてもおいしそうですが、毒があるようです。
でも、椿の実と同じように、しぼると良質な油が採れるようですよ。