平たく言うとひた隠された平たいヒラタケ
以前、お化けのようなヒラタケ(多分)を、立ち枯れたエノキの大木の根元で見かけたことを記しました。
その後も、そのヒラタケ(多分)は、その木の根元にあったのですが、今朝、久しぶりに覗き込んだところ、一つ残らず採集されていました。
どなたかが食べるつもりで持ち帰ったものと思われます。
おやおや? エノキの根元が不自然です。
明らかに何者かによって草が寄せてあります。その「何者」の第一候補は犬。ワンちゃんが用を済ませた後に、後ろ足で草を蹴っ飛ばしたのか?
でも、爪痕がありません。犬ではなさそうです。
アライグマが潜んでいたら引っかかれそうですが、アライグマが巣の入り口に蓋をするという話は聞いたことがありません。
すぐ近くに、逆「ハ」の字型に草の踏み跡がついていたので、どうも人間の手によるもののようです。
これは怪しい。何かがあるに違いない。
草を除けてみると、おおおお、なんと、なんと、ヒラタケ(多分)がいっぱい。
ネットに出ているヒラタケの写真に、これとそっくりのものがあります。ヒラタケ(多分)は、ヒラタケと言ってよさそうです。
エリンギのように大きく育ったヒラタケ(多分)を採集した人が、その下に生育するヒラタケ(多分)を採集するまでの間、他人の邪魔が入らないように、草で覆い隠したものと思われます。
写真を写させていただいた後、草をもう一度かき集め、覆いをしておきました。
この後、その人により、新しく生じたヒラタケ(多分)も採集されることとなれば、最初に採取されたヒラタケ(多分)を食べても中毒にならず、美味しい思いをしたと考えてよいでしょう。ヒラタケ(多分)から「(多分)」が取れる日も近い・・・。
でも、キノコに関しては、石橋を叩いて叩いて渡らずに戻ってくるタイプのこやんぴは、どうしても、
「ヒラタケ(多分)の毒に当たらない特異体質の人がいるかもな。」
そう思ってしまうのです。そのようなわけですから、前にも申し上げたとおり、私は食べません。
食べはしませんが、いかにも見事なヒラタケ(多分)ですねぇ。