すごい風でした 台風24号
台風2号が川越に一番接近したのは、昨晩の11時頃から、今日の午前1時頃までだったでしょうか。
川越で大風が吹くのは、秋に台風が通過するときと、春の大嵐(春一番など)。
そうそう、私の父は大風が大嫌いでしたっけ。ちょっとした風でもびくびくしていたので、母から、
「飛行機乗りだったくせに、強い風がちょっと吹くだけでも怖がるのは何でなのかしらね。」
と不思議がられていました。
びびりで有名な私も、そんな父と同様かというと、意外や意外、少しぐらい風が吹いても、
「それがどうしたの?」
と、どこ吹く風。
ところが、今回の風には恐怖を感じました。雨傘を玄関外に出しっぱなしにしていたのに気がつき、玄関ドアを開けようとしたら、風圧でなかなか開かない。
表では、いろいろなものが、
「ガランゴロン」
と音を鳴らしながら転げまわっているます。
危険で、とても外には出られない。 ドアの内側から手を伸ばし、傘を玄関内に引き入れるだけでも大変な作業でした。
今朝になって妻が、
「昨晩は、風が強くて、全然眠れなかった。」
と言っていましたが、私が寝室に行ったときには、妻は、ぐっすりと眠っていました。妻の特技は、布団に入れば1分以内に深い眠りに入ることができること。「全然眠れなかった」というのは眉唾ものです。
それにしても、妻の言うとおり、今回の大風はすごかった。寝室は2階なので余計そうなのかもしれませんが、雨戸ががたがたするばかりではなく、家全体がびりびりびりびりと振動し続けていたのですから・・・。
こんな強風は、これまで一度も経験したことがありません。父の恐怖がどういうものであるかを、この歳になって初めて知りました。
とかなんとか言いながら、私も、あっという間に熟睡してしまいましたけれどね。
熟睡界の大御所である妻も、さすがに昨晩は、時々、目が覚めていたようです。
台風一過の青空となった今朝、跳び起きると早速、我が家周辺の被害状況を確認したのですが、幸い、これといった問題はありませんでした。
唯一、気の毒だったのが、昨日咲き始めたばかりのキンモクセイ。
強風のために、多くの花を散らしてしまったのです、たった一日で。何とも咲き出したタイミングの悪いことで・・・。
午前中、いつものように突然、「思い立ったら」派の友人がやってきました。
この男、見かけによらず繊細だったようで、
「昨晩は、ほとんど寝られなかった。」
と呟き、今にも我が家で眠ってしまいそう。
私にも予定があるので、それは困ります。
濃いコーヒーを淹れて出し、眠らせない体制を構築したのですが、それでも不安。そこで、彼を外食に連れ出すこととしました。
向かったのは、狭山の秀庵というお蕎麦屋さん。
天ぷらそばを食べた後、腹ごなしに、同市内の智光山公園内を歩いてきました。
公園内は、大変なことになっていました。
遊歩道は、落ちてきた木の枝が散乱し、歩きにくいことこの上なし。
それどころか、大木があちこちで根元から倒れていました。
軽トラックで、遊歩道の清掃をしている公園管理のおじさんたちに、友人が、
「作業が大変ですねぇ。」
と声をかけたところ、
「今日は、道の端に枝葉を寄せるだけ。」
と言っていました。
確かに、本格的に片づけるためには、もっと人手も、さらには重機も要りそうです。