地元のお寺の黄色いリコリス
お彼岸とお盆には、親戚どおしで仏壇にお線香を上げに行き、お茶を飲み、前回の訪問以降のそれぞれの家庭の出来事や世間話をしてるのが決まりです。
年に3回ですから、牽牛と織女よりは3倍多く会うわけです。
古くさいしきたりで面倒なようですが、親戚の近況を知ることができ、それがお互いの安心に繋がるので、意外に「良いシステム」ではないかと思っています。すたれつつありますが。
私の親戚まわりにおける最近の大問題は、川越の街中が観光客であふれかえっていること。
川越を気に入ってくれる人が多いことは、川越っ子にとってとても嬉しいことであり、大歓迎なので、それが気に入らないということではありません。困っているのは、我が家の親戚が、藏造りの街並みや、街のシンボルである「時の鐘」のすぐ近くにあること。道一杯に観光客の皆さんが広がっている狭い道路を自動車で通るのは、観光客の皆さんの迷惑にもなり、危険でもあります。
したがって、どうしても自転車利用が基本となりますが、天候が悪いと自転車が使えないので、本当に困ります。
幸い、昨日は暑いくらいの良い天気。おかげさまで、自転車でまわることができました。
できはしたのですが、時の鐘の近くの混雑が想像を越えていました。自動車どころか自転車にも乗っていられません。観光客さんたちの「のんびりゆっくり」の歩みに合わせて、のろりのろり。
次回からは、ルートを、遠回りだけれども人の少ない道筋に変更することにしました。
今は、親戚まわりも、我が家での応接もすべて終了し、ほっとしています。
ところで・・・
我が家の菩提寺には、薄い黄色の、やや背丈の低いリコリスが今盛り。
手入れの行き届いた緑の絨毯からすっと伸びた花たちは、色にしろ背丈にしろ控えめですよね。でも、だからこそ清楚さが際立っています。