「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

クイズ これは何でしょう? 答え

人形たちのダンス

 

 薄い緑色の頭と、色とりどりの衣装を纏った人形たち・・・

 可愛らしいですね。


f:id:koro111koyampi:20180921165748j:image

 人形たちには、クイズでお出しした配列とは異なる並び方もしてもらいました。
f:id:koro111koyampi:20180921165859j:image

 

 

果物? 野菜?

 

「何となく、みずみずしい感じがするので、果物かな? ブドウとかブルーベリーの新品種とか・・・」

 

「それとも、イチゴのような草の実で、野菜ってこと?」

(厳密に言うと、メロンもイチゴも野菜です。「果実的野菜」。)

 

「どちらにしても、カラフルなので、人気の出そうな食べ物ということで、正解でしょ?」

 

 植物ということは見抜かれてしまいましたね。

 でも、果物か野菜ですか。さあ、どうでしょうかね。

 

 

生育状況

 

 こんな形で、木に生っています。

 葉の形状から、針葉樹のようですね。

 この写真は、つい最近の撮影です。

 薄い緑色の頭と、ブドウ色の胴体の二重構造。やはり、変わった木の実ですね。

 

f:id:koro111koyampi:20180921164930j:image


 今年は、色づくのが少し遅いようですが、例年ですと、今頃から、下の写真のように、胴体の部分がカラフルに変身してきます。



f:id:koro111koyampi:20180921164718j:image

f:id:koro111koyampi:20180921164756j:image

f:id:koro111koyampi:20180921164845j:image

 

 なかなか綺麗でしょ?

 

 

正解発表!

 

 お待たせいたしました。

 正解を発表いたします。

 イヌマキの実です。

 

「ちょっと待った、こやんぴ。我が家にも槙の木はあるけれど、実などつかないぞ。何かの『まきがい』じゃあないの?」

 

 また出ましたね、ヒゲじい。でも、間違いの洒落のつもりで「まきがい」は駄洒落としても不出来ですよ。「巻き貝」としか聞こえず、訳が分かりません。

 

 あっ、ヒゲじい、そんなに悄気ないでよ。実はね、我が家にもイヌマキがあるけれど、やっぱり実はなりません。

 

 写真のイヌマキは、ご近所のイヌマキです。

 

「木によって、実をつけたり、つけなかったりするのは、植木屋さんの腕次第? 木の値段の違い?」

 

 ヒゲじいとこやんぴの庭のイヌマキが実をつけないのは、それが雄木だからなのです。そう、イヌマキは雌雄異株なのです。

 

 

なぜか団子の話に

 

 それにしても、実が、花見団子みたいになっているのは面白いですね。花見団子は団子が三つなので、1個足りませんけれど。

 

 ちなみに、江戸時代のお江戸八百八町の串団子は、元々1串5個だったんですってね。1個1文で、1串5文。

 ところが、一文銭の他に、四文銭が登場したため、繁盛している団子屋さん夫婦が、頭を痛めることとなりました。

 

「お前さん、どうも、勘定が合わないんだよ。忙しいのに目をつけた悪い客が、四文銭の下に一文銭を忍ばせた振りをして、実は4文しか払ってないみたいなんだよ。材料費も上がっちまって、このままじゃあ赤字で、商売上がったりだよ。」

「『上がっちまって、上がったり』か、おめぇ、おもしろいこと言うねぇ。」

「何、のんきなこと言ってんだよ。この際、四文銭2枚の8文に値上げしたらどうだい?」

「べらんめえ、『諸物価高騰により値上げ』だってか? おいら江戸っ子だぜ、そんなみっともねぇことできねぇよ。」

「じゃあ、1串5個を4個にして、お代を四文銭に合わせて4文にするってのはどうだい? 値上げにならないのは苦しいけれど、少なくとも悪い客のずるは防げるよ。」

「おめぇ、5個だから『だんご』なんだぜ。4個になったら『だんし』になっちまうじゃあねぇか。まあ、立川談志の落語はうまいけどねぇ。」

「お前さん、談志は江戸時代にはいないよ。」

「おめぇの言うとおりだ。4つにしよう。」

 

 そんな経緯で(ほんまかいな?)、関東地方の串団子は、4個が基本。

(諸説あります。)

 

 川越名物「焼き団子」も、1串4個です。焼けた醤油の香りが何とも言えず、とっても美味しいですよ。

 

 

実の不思議

 

 毎度のことながら、とんだ遠回りをしてしまいました。

 団子みたいなイヌマキの実の話が本題でした。ほとんど忘れておりました。

(オイオイ (^_^;)\('_') )

 

 この2段になっている実の両方が本当の実かと言うと、そうではないのです。緑色の方が本物の実で、毒があります。カラフルな下の方は、花を支える土台だった花托(かたく)の部分が膨らんだもので、甘くて美味しい。

 

 鳥さんたちは、花托も実だと思い、

「おっ、実が二つ繋がっているとは豪勢な。ラッキー。」

 嬉々として二段重ねのごちそうを持ち帰ります。

 まずは、花托を味わいます。

「う、うまい。ジューシー!」

 鳥さん、大喜びです。

 

 続いて、本当の実。

「ぐえっ、不味い。なんだこりゃ、ぺっぺ。」

 慌てて吐き出した種は、木についている間にすでに根が出ているものが多く、うまく着地できればですが、めでたく遠くの地で芽を出すことができるのです。

 


f:id:koro111koyampi:20180922110611j:image

《 木についている間に、もう根が出ているので、地上に落ちたときは、根づく準備万端なのです。 》