そばの郷 Abuzaka(十日町)
今夜も、蕎麦のお話。
今年の夏の五箇山、六日町の旅は、叔母の元気な姿を見ることができたこと、チョウトンボの艶やかな姿を確認できたことなど、実に充実した旅となりました。
旅の締め括りに立ち寄ったのが、十日町の「そばの郷 Abuzaka 」。
六日町から山越えをして、十日町に入ります。そのまま中心地を抜けて信濃川を渡り、左に曲がります。
急に、整然と水田が居並ぶ越後らしい風景が目に飛び込んできます。
「そばの郷 Abuzaka 」は、水田の中に真っ直ぐに延びる道路の横に突如姿を現します。
我々が到着したのは、午前11時少し前。開店前だというのに、車が何台も停まっており、店の入り口付近には人だかりも。車のナンバープレートには「長岡」が多いことから、地元の方が大半のようです。
順番待ちのシートに名前を記入。1階、2階の選択をする必要があるのですが、前の番号の人たち全員が1階を希望していたので、右にならえ(これが結果的には正解でした。)。
11時となり、係りの方が「準備中」の重い板を「営業中」にひっくり返します。
後ろでのんびりとしていたアマガエルが、急に衆人環視の状況に曝されました。でも、慣れているのか平然としています。蛙の面になんとやらです。
へぎ蕎麦かうどんを注文したら、後は、ここで栽培されている野菜などをふんだんに使った料理を自分でチョイス。
2階席を選択すると、料理を取りに降りてこなくてはなりません。面倒です。なるほど、それで皆さん、1階を選択するのですね。
野菜中心のヘルシーなお食事を頂けます。
天ぷらは、この時、歯に支障のあった私にはちょっと固かった。今なら、多分、問題なしだったでしょう。
カボチャのスープも、
デザートの自家製甘酒も、
そして、素朴なお土産ものも、それぞれがちょっと素敵な農園レストランでした。