「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

富山からの帰途 SAところどころ(有磯海)

《 昨日のブログを誤って削除したため、思い出しつつ再掲載。 》

 

 富山への往復で寄るサービスエリアやパーキングは数々あれど、印象深いのは、どうしても海が望める復路のSA。海なし県に住んでいるからでしょうか、私は、雄大な海を眺めるのが好きなようです。

 

 往路でも、様々なSAやPを何回も利用しているはずなのに、申し訳ないことに、あまり記憶に残っておりません。ごめんなさい、山側のSAさんとPさんたち。

 

 富山からの帰りによく利用するのは、有磯海、名立谷浜、米山、そして関越道経由なら越後川口、上信道経由なら妙高。このうち、北陸道の三つのSAは、すべて前面の海がきれい。

 

 今回の旅では、有磯海を利用いたしました。ここは、富山の土産物が多く、買いそびれたお土産をゲットするには重宝するSAでもあります。

 

 レストランもおいしいのですが、今回は、昼食をフードコートで軽く済ませました。

 

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 氷見うどん

 氷見うどんは、稲庭うどんに比べると知名度は劣りますが、喉ごし抜群のとても美味しいうどんです。あ、そうそう、富山は、うどんの上に載っている蒲鉾でも有名なのです。

 

 さて、お腹も満足したようなので、海でも見に行くことにしましょうか。

 妻は、お土産を物色しているので、私だけで出かけます。

 

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 なんでしょう、このピンクのハートは? 乙女チックではありませんか。

 前に寄ったときは、無かったような・・・

 

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 これも知りません。いつ設置されたのでしょうか?

 ♪ この鐘を~鳴らす~のは

誰なのでしょうか、私?

 

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 どうやら、有名なブライダルコンサルタントさんにより、この地は「恋人の聖地」とされているようです。そうすると、この鐘を鳴らすのは・・・私ではないようです。

 

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 恋人たちが、永遠の愛を誓ってこの鐘を鳴らす訳ですね。

 なるほど、ミラージュ・ベルなんて、憎いネーミングではないですか?

 

 え、待てよ、ミラージュって日本語でいうと、蜃気楼。

 確かに、この地は、富山湾の蜃気楼で有名。それもあってミラージュと命名したのだろうけれど、永遠の愛を誓うんですよ、恋人たちは。それなのに、この鐘は、日本語に直訳するt「蜃気楼鐘」。カラ~ンと撞いたとしても、その願いが蜃気楼のようにはかなく消えてしまっては困るではないですか。そこら辺、どうなのよ、桂由美さん。

 

 などと、余計な心配をしつつも、鐘を撞くことなく、海の景色を撮ることに熱中するこやんぴ。

 

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 おいしい富山米を育む稲田の緑。その先には、能登半島に優しく抱かれた富山湾の澄んだ青。能登半島の上には、積雲がぽっかり。いつまでも眺めて居たくなるような良い景色です。

 

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 能登半島の上にぽっかりと浮かぶ積雲。下が水平になるのですね。

 伏せをした白い犬が3匹・・・そう見えませんか?

 

 昔、新潟を父とドライブしていた時、いち早く佐渡島を見つけたのは父でした。なぜ、そんなに早く島の位置が分かるのか尋ねると、元陸軍飛行教官である父は、

「上空から見ると、ぽっかり雲が浮かんでいる所は、たいてい陸地なんだよ。」

と懐かしそうに答えていましたっけ。

 確かに、その日は、佐渡島上空に積雲が覆いかぶさっておりました。

 

 そんなことも思い出しました。

 

 車に戻り、いつでも出発できる準備を整え妻を待っていると、彼女は、車の方には戻らず、海に向かって歩いていきます。妻も、海が好きなようです。

 

 車からは、妻の行動が手に取るように見えています。

 

 妻も、ミラージュ・ベルに興味を惹かれたようで、案内板を食い入るように見つめています。案内板は一から十まで読むのが妻の流儀。

 まあ、読めば、これが恋人たちのための鐘であることを理解し、撞くことはないでしょう。

 

 カラ~ン、コロ~ン。

 

 えっ、撞いたのぉ。

 私への愛のメッセージ???

 

 それにしても、予想を超える鐘の音の大きさ。締め切った車の中まで響いてきます。

 

 車に戻った妻にインタヴュー。

「あの鐘は、恋人たちのものなんじゃないの? どうして撞いたの?」

「だって、『鐘を鳴らした全ての方に幸せが訪れるように』って書いてあったもの。それにしても、あまりに大きな音なので、私も、周りの人も皆がびっくりしちゃったわ。」

 

 この鐘は、地元高岡の銅製品。さすが、高岡銅器です。よく響くわけです。ミラージュ・ベルは高らかに鳴り渡るので、恋人たちの願いが蜃気楼のように消え失せる心配は、どうも、無いようです。