南砺市(旧福光町)法林寺の光徳寺
8月7日、今回の富山行きの2日目は、実に久しぶりに、光徳寺を訪れました。
新婚旅行で初めてお邪魔して以来、何回か訪問しています。先々代のご住職が柳宗悦、濱田庄司たち民芸運動の大家たちと親交があったことから、彼ら大作家の作品が多数展示されています。
さらに、彼らからの紹介で、棟方志功との交遊が深まりました。棟方志功は、福光に疎開し、戦後までの数年をこの地で過ごしています。
太平洋戦争中に描かれた撮影不可の襖絵は、志功作品数々あれど、とっておきの大傑作。けれど、当時の彼は未だ有名ではなかったので、檀家の方たちは、
「光徳寺の襖が台無しだっちゃ。だちかん(だめだ)!」
と嘆いたとか。
他にも、志功作品が多数所蔵されており、山門の山号も志功の書です。
その他、先代住職の収集された世界各地の民芸品が多数。
見所満載のお寺です。