「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

オタカラコウってどういう意味 その2

【前回のあらすじ】

 

「あらすじ」って言うほどの長さではありませんでしたが・・・

 

 こやんぴは、オタカラコウが、「お宝乞う」とか、「柴咲コウ」の親戚筋とか思っておりました。

 メタカラコウを知るに及び、「そうじゃあないかも」と思うようになりましたとさ。めでたし、めでたし・・・


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《 メタカラコウのストック写真が見つからないので、オタカラコウで失礼いたします。 》

「あぁ、これこれ、こやんぴ! あらすじで終わるなんぞ前代未聞。こやんぴ流にもほどがあるぞよ。」

 お奉行様ぁ、お許しくだせぇまし。これからは真人間にたち帰り、しっかり「その2」を始めさせていただきますんで。

 

「良い心がけじゃ。早速始めよ。」

 

 

【その2を始めます】

「タカラコウ」とは何か?

 

「ルイヨウ」が「類葉」だと分かって、その植物の名前の由来が判明したことでもあり、漢字を知ることが肝心でしょうね。

 早速、チェック。

「タカラコウ」は、「宝香」でした。

 

 ネットでは、

「『宝香』の香りがするので、タカラコウ」

との説明が多数。

 けれど、この説明だけでは、香るのが花なのか、茎なのか、葉なのか分かりません。タカラコウだけに、「だからこう」といった具体的な説明がほしいですよね。

 

 そこで、さらなるネット検索。やっと、どこが香るのかが判明しました。根茎が「宝香」の香りにそっくりなのだそうです。

 

 ああ、そうだったんだ。「宝香」にそっくりなんだ。分かった、分かった。

 いえいえ、こやんぴは「宝香」を知りません。テレビで宣伝している毎*香なら知っているのですが、お線香の商品名の訳はなし・・・

 

 

で、宝香の正体は?

 

 またまた、ネット検索。

「宝香」とは、お香の一種だそうです。ところが、「宝香」で検索を試みても、お相撲さんとか、オタカラコウとか、メタカラコウとか、中華料理屋さんしかヒットしません。お相撲さんが出てきたのにはびっくり。宝香鵬(ほうかほう)という春日部市出身の力士さんらしい。地元埼玉なので気になりますが、今は我慢、我慢。

 

 もう一度、オタカラコウについて解説しているサイトを捜索。

 やりました! 「宝香」とは「龍脳香」のこと、と、とあるサイトにありました。

 

「龍脳香」で検索したところ、「龍脳樹」という超大木の樹脂から採れるお香とのこと。ボルネオなどに自生する雲をつくような巨木なのですが、乱獲されて激減。今や、龍脳樹から龍脳香を採取するのは困難な状況に・・・

 

 どうする、龍脳香?

 

 そこはよくしたもので、今は、成分の似た樟脳から合成することが多い、とありました。樟脳よりも良い香りとも。

 

 お香をたしなむ人でなければ、オタカラコウの根茎が龍脳香に似ていることなど分かりません。植物に名を付けるためには深い教養が必要なのですね。