「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

ナツズイセンは蛸の八ちゃん

祭りが終わったぁ

 

 地元の夏祭り(盆踊り)、無事終了いたしました。

 

 昨年から始めた「躍りの輪の中に入る人を増やす」企画である「盆踊りんぴっく」も、去年より格段に運営がスムーズ。よかった、よかった。

 なんと言っても、たくさんの子供たちが盆踊りの輪の中に嬉々として入り、一生懸命踊ってくれたことが祭りを盛り上げ成功に導いた最大要因だった、そう思っています。

 

 酷暑だったので、運営に協力いただいた多くの皆さんも、大汗をかいて大変だったと思いますが、この地域は「地域力」を持っている、確実に前に進んでいることを実感したお祭りとなりました。

 満足感いっぱいの疲労感に酔っています。

 

 

ヒガンバナ科三姉妹

 

 ナツズイセンは、ヒガンバナ科の植物です。葉の出方を、ヒガンバナキツネノカミソリと比較すると次のとおりです。

 

ヒガンバナ

 9月中下旬に花を咲かせ、その直後に葉を出し、他の植物が枯れている中で太陽の光を体中に受けて球根に栄養を蓄えます。他の植物が春に芽吹く頃には、枯れて消えてしまいます。

 

キツネノカミソリ

 8月中旬に花を咲かせ、ヒガンバナより一足遅く葉が芽生えてきます。こちらも冬の太陽を独占し、球根に栄養を蓄え、ヒガンバナよりも少し遅れて枯れていきます。

 

ナツズイセン

 7月下旬から8月の中旬くらいにかけて花を咲かせた後は、冬の間、地下の球根だけとなります。春先に芽生えた葉は、他の植物よりも大きく太い葉となり、梅雨の時期に枯れるまで、せっせと栄養を球根に運びます。

 

 花の時期が最も早いナツズイセンが、葉を伸ばすことにかけては一番の「おくて」なのです。面白いですね。

 

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 《 酷暑の中咲いているのに、どこか涼しげなところが私のお気に入り。 》

 

ナツズイセンの茎の奇跡

 

 ナツズイセンの花は、一輪咲き出すか出さない頃に切り花としても、持っている花芽がすべて咲き切ります。花は豪華ですし、涼しげですし、玄関先などに飾ると、訪れる人も「わあっ」と感動の声をあげること請け合いです。

 

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 この花の茎が面白いのです。

 

 最初は、真っ直ぐな茎なのですが、数日経つ頃には、茎の最下部がいくつもの「足」に分かれ、それが反り返り始めます。

 ウィンナソーセージで作る「蛸ソーセージ」そっくりです。

 

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《 花瓶の底の茎に変化が・・・ 》

 

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《 引き上げてみると、まるで蛸ウィンナ 》

 

 どうしてこんなことになるのでしょうか?