フェーン現象下の迎え盆
関東地方は、北風が吹きました。ただし、乾燥した熱風。このため、各地で気温が急上昇し、熊谷が最高気温日本一の座を「奪回」しました。
暑いことを逆手にとって「まちおこし」を進めてきた熊谷市役所。死者が出るほどの事態なので当然のことではありますが、
・ 異常な高温であること
・ 命にかかわる危険な状況にあること
・ 不要不急の外出を控えること
・ こまめに水分を補給すること
などを広報していました。まちおこしだ! と浮かれていては叱られますものね。
当家では、朝、お墓に花を供え、
「あとで迎えに来るからね。」
と約束をして帰ってきました。
朝から水道の水が「お湯」のようでした。「これは、後で水を換えねば・・・」、そう思っていましたが、認識が甘すぎました。
あっという間に水温が上がり、夕方にお迎えにいった際には、お供えした花は大きなダメージを受けていたのです。半日ももたなかった・・・
今日は湿気のないからから天気でしたから、最初から夕立は期待していませんでした。
案の定、入道雲は中途半端に発達したものの、夕方には積雲に後退し、どんどん小さくなって、すぐに影も形もなくなりました。
《 ちょっと前までは積乱雲だったのに 》
別の、崩れた積乱雲の影に太陽が隠れそこそこきれいなので、カメラに納めました。場所は、当家がお世話になっている天台宗のお寺の本堂脇。
上が夕日モード、下は、私が通常使用しているプログラムモード。
四方八方に広がる薄明光線が、どちらの写真にも何とか写り込んでくれました。
撮影したときは気づかなかったのですが、この雲をよく見てみると、阿弥陀如来に見えてくるのが不思議。
写真を90度ほど回転した方が分かりやすいかも。
薄明光線が後光のように見えます。
ちなみに、お寺のご本尊も阿弥陀如来。
平安貴族は、阿弥陀如来の来迎を願って、寺院を建立したり、絵師に来迎図を描かせたりしたようですが、今回のお出ましの理由や如何?
貴族とは縁遠い私、ご先祖を迎えに来ただけの私をお迎えにいらしたのではないでしょう、多分。お寺も建立していないし、できないし、信仰心も薄っぺらだし。
もしそうだとしても、こやんぴ、まだ、あちらへの旅行の支度をしておりません。盆踊りの準備とか、あれやらこれやらやり残しておりまして・・・(影の声 やり残したことの先頭が盆踊りの準備? やり残したことも薄っぺら。)
様々な家庭のご先祖を送って来られたのか、地球全体を覆い尽くす異常気象を心配されて現れたのではないでしょうか。