こやんぴのマンゴー子育て・マンゴー1号、2号のその後
マンゴーの記事が消えた。さては・・・
マンゴーの記事が忽然と消え、25日ほど経過してしまいました。
「こやんぴ、何か、へまをやらかしたに違いない。」
「一度も失敗していないと豪語していたから、へまについて書けないのではないか?」
「枯らしちゃんたんだよ、きっと。1号も、2号も、もう存在してないのに違いない。かわいそうになぁ。謝罪の記者会見はしないのか! 理事長を出せ、理事長を。」
マイナーなブログのことですから、記者会見を求められるような事態は生じようもございませんし、そもそも、当家に理事長はおりませんので記者会見に引っ張り出すこともできません。でも、マンゴーの話題が「ほったらかし」になっていたのは間違いございません。
ちなみに、マンゴー1号、2号の記事は、次のとおりです。
いずれも、あほらしい記事ですので、スルーしていただいて結構です。
その後のマンゴー2号
マンゴー2号は、種が少し小さめなので気になっていたのですが、すくすくと成長を続けてくれたので、マンゴー1号同様に鉢に植えつけました。
マンゴー2号は、大切に育ててくれそうな人にさしあげようと、当初から思っておりました。
ある日、地元で私が所属するクラブの会長さんが、事務書類を届けてくれた際に、
「あ、ちょっと待って。 マンゴー要りませんか?」
「ええっ!? マンゴー? そんな、そんな。いただけませ~ん。」
会長さん、超高価な宮崎産マンゴーをプレゼントされるのかと勘違いされたようです。「マンゴー要りませんか」の一言で頭の中に浮かぶのは舌の上で蕩ける美味しいマンゴー以外にはありえませんものね。こやんぴ、言葉足らずもいいところです。
「あっ、違う、違う。マンゴーの鉢植えがあるので、要りませんかね。」
会長さんの顔に、ほんの一瞬、落胆の色が浮かんだような気がしなくもありませんが、会長さんも大人、私、こやんぴも発想が子供っぽくはあるものの一応は大人、
「えへへへへ。」
と、お互いの照れ隠しのために、しばし笑いあった後、交渉成立。
めでたくマンゴー2号は、大事に育ててくれそうな方の家にお嫁入りをしたのでした。
その後、マンゴー2号はすくすくと育っております。
私も一度、今や会長家の一員となった元気なマンゴー2号を見せていただきましたが、つい最近も、会長さんの家を通りかかった妻に、会長さんが鉢を見せながら、
「こやんぴ奥さん、見て見て、こんなに元気に育っているのよ。」
と嬉しそうに語りかけてくれたとのこと。
よかった、よかった。
風雲、マンゴー1号
マンゴー2号がかくも順調に育っているのですから、種が二回りも大きいマンゴー1号は、当然、すくすくと育ちました。
赤紫色の本葉が6枚。背もぐんぐんと伸び、そろそろ葉の色が緑に変わりそうになった頃、マンゴー1号が突如、変な行動をとり始めたのです。
葉がよじれ始めました。まさか、私が、「ネジバナ、ネジバナ」、「サイカチの実、サイカチの実」と騒いでいたために、そそっかしいマンゴー1号が、
「あら、私のご主人、くねくね、よじよじが好きなのかしら。じゃあ、私もよじれちゃおうかなぁ。」
と思ったのでしょうか?
そんな訳はありません。日ごとによじれが酷くなるばかり。
水をやりすぎた覚えはないし、控えすぎた覚えもなし。
置き場に問題があったのか? 夫婦だけで旅行に出かけたのでへそを曲げたのか?
マンゴー1号には、かかりつけのお医者さんがおりませんので、私が看病するしかありません。でも、おろおろするばかり。
そうするうち、葉が緑色に変わり始めたので、
「このマンゴーは、縮れてから緑色の葉になるのかぁ。」
などと、どこまでも能天気なこやんぴ。
こやんぴの楽天的すぎる予想は、みごとに外れ、本葉6枚は、哀れ、黒々と枯れてしまいました。
頼みの綱は、成長点がダメージを受けていないこと。
がんばってくれ! マンゴー1号!!
ああ、それなのに、それなのに、茎の頂点から本葉6枚の部分まで、茎も黒変してしまいました。
これは絶望的です。もう成長点もない。
初めての失敗・・・書きにくいけれど、いつかブログに書かなければ・・・
そう思っていたら、
なんと!
なんと!
なんと!
マンゴー1号は生きていたのです。
マンゴーの種、茎の根元にある「胚」は、茎や葉が独立して炭酸同化作用が充分にできるようになるまで、幼苗に栄養を補給する役割を持っています。
この「胚」が、どうやら、ぷんぷん怒っていたようです。
「しょうがねぇなあ、こやんぴの奴。せっかく丈夫な茎を伸ばし始めたのに失敗しちゃってさ。何が、『私、失敗しないので。』だよ。失敗したじゃあないか。」
で、「胚」さんも、苗がなければ、そのうち萎えてしまう運命にあるものですから、
「もう、こやんぴには頼れないわね。さあさあ、新しい芽ちゃん、今度こそしっかり伸びていってね。」
と、いくつもの茎を伸ばし始めてくれたのです。
「胚」さんには、私のミスの尻拭いのために、随分ご負担をおかけしたように思います。痩せる思いだったことでしょう。
「胚」さんとハイタッチをしたいところですが、変に触って、またトラブルがあってはいけません。頭を下げ、感謝の意を表し、次のように誓った次第です。
「今度こそ、ちゃんと育てるからね。」
失敗の原因も分からないのに、そんな約束をして大丈夫でしょうか?
ちょっと心配ですが、大きく育ってくれるよう、努めていきたいと思います。