種とキノコと「破かんぞ~」
あの花の種たち
おはようございます。
体調は、少しずつ戻ってきています。昨日の句会の成績は散々でしたが、これは、体調のせいではありません。「才能なし」。やれやれ。
ニセアカシア(ハリエンジュ)。
ゴールデンウィークの頃に、藤に似た白い花をたくさん咲かせます(今年は、春が駆け足でしたので、4月中に咲き終わってしまいました。)。
当家では、毎年、花穂を少々摘まませていただき、天ぷらにして食しています。花の香りと蜜の味が、それはもう・・・
マメ科なので、豆を包み込んだ鞘が生じます。形が様々でおもしろいですね。
表面の模様もおしゃれです。
ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)。
4月に、あんなに花を咲かせたのだから、実もたわわかと思って近づいてみると、「す、少ね~。」
川越水上公園には一本しかないので、自家受粉するしかなかったためなのでしょうか。
ヤブカンゾウ 、咲き方がちょっと下手なようで・・・
土手では蕾だったヤブカンゾウ、水上公園の修景池の畔で咲き始めました。
八重になるのが下手ですねぇ。私の俳句と同じ。
「駄句であろうと短冊は『破かんぞ〜』。」
「明日のためにね。良い心がけじゃあありませんか、こやんぴ殿。」
ヤブカンゾウは、ぐぐっと近寄ってあげるのがよろしいようです。
アカツメクサのお客様を見つけたので、カメラに収めました。
まさに、ハナムグリ。
キノコって何者?
水上公園付近で、キノコをいくつか見つけました。
ところで、キノコって、植物だと思っていませんか。
「何言ってんの、こやんぴ。スーパーマーケットでは野菜売り場で売ってるでしょ。植物に決まっているじゃないの。」
それが違うんですよね。動物でも植物でもなく、菌類。
「え~っ、菌? 気持ち悪~い。」
菌というと細菌を思い浮かべがちですが、菌類と細菌は別物です。
植物の大半は、自分で光合成をして栄養を創りだしますが、動物も菌類も、自分では栄養を創りだすことができません。他の生き物から栄養をいただくしかない生き物、従属栄養生物なのです。
そもそも、菌類の本体は、キノコではありません。キノコは、植物でいえば花に当たる子実体で、子孫を増やすために胞子を飛ばす器官に過ぎないのです。
本体は、人間の目には見えない菌糸(菌糸が束になった菌糸束は観察できます。)。この菌糸が、生木や倒木、腐葉土、動物の死骸や排泄物などの有機物を分解して、自らの栄養にするとともに、自然界が有機物のゴミだらけになるのを防いでいてくれているのです。
水上公園の林の中に、カワリタケが。
色や形がいろいろなので、カワリタケ。食べれば食べられるらしいのですが、似たキノコに毒を持つものがあるので、ちょっとねぇ。
それにしても、キノコの本体が菌糸であることも知らずに、キノコを見ると、蹴っ飛ばす日本人のいかに多いことか(チコちゃん風)。
カワリタケも、ずいぶん蹴っ飛ばされていますね。
シバフタケ。
日本人は食べませんが、芝生文化の国では食べるようですね。
ササクレヒトヨタケ。
傘がささくれていて、あっという間にとろけてしまうので、この名が付きました。
何となく毒キノコっぽい雰囲気を漂わせていますが、性格まで「ささくれだって」はいないようで、欧米では、ごく普通に食用となっています。
ネット検索をしてみたところ、日本でも栽培品が販売されていました。美肌効果があるそうな。ほんまかいな。
妻の従妹から、サクランボが届きました。美味しかったぁ。
写真だけで、誠に申し訳ございません。