松之山(十日町市)確かに「美人林」
6月16日、松代の農舞台の雪隠詰めを何とか逃れたこやんぴ夫婦。
実は、妻も、私がトイレについて、「これこれこうだよ。」と説明したにも関わらず、危うく「閉じ込め」に遭うところだったのです。
気を取り直し、再びトンネルを幾つも越えて、松之山へと向かいました。
婿投げ行事などで名高い松之山温泉には、コロが元気だった頃に一泊したことがあります。
我が家の二番目にして最後のワンコ、コロ。宿泊した旅館の前で。
二十歳まで頑張ってくれました。
奇祭です。
ビビリのこやんぴは、投げられたくありません。
今回は、温泉には寄らずに、「美人林」を目指しました。
広い道から狭い道に入りますが、所々に案内板がありますし、迷うことは無いと思います。
雨も止み、散策には問題のない状況となりました。
駐車場には何台かの車が。そこそこ人気がありそうです。無人の農産物直売所がありますが、美人林の管理者はおらず、フリーで散策できるようです。
道は泥濘んでいるのでは、との危惧がありましたが、まったく問題なし。
ブナの純林で、地元の方たちによって、きっちりと管理されている旨の表示がありました。
雪深い地域に育つブナも、それを自らの子供のように慈しむ地域の人々も、そのことだけでも美しい。
ブナの緑には、なんとも言えない味があります。
真っ青な空のもとでも眺めてみたい景色です。
ブナの明るい林床に育つ草たちも楽しみにしていたのですが、下草刈りも念入りなようで、ほとんど下草は見られませんでした。
地域の人の愛情に育まれて、すくすく育っていますね。
これはまた、絵になる光景。トトロが顔を出しそうです。
上の写真の道端には・・・
コシダがびっしり。
農産物直売所には、妻が秋田から持ち帰った調理済みの「ミズ」の収穫直後の「本体」が売られていました。
フキに似ていますが、フキよりも柔らかく、美味しい山菜でしたが、どのような植物かは確認しないままでいたのでした。
親切にも調理法などを記した解説が貼ってありました。
これにより、山菜の「ミズ」が、イラクサ科のウワバミソウであることが分かりました。
緑滴る美しい森を拝見し、心の洗濯もできた私たち、再び雨の降り出した新潟を後に、川越への帰途に付いたのでした。